1月2日の近所の散策の続きです。
なだらかな登り道
散歩に丁度良い登り道を登ります。途中で黄色い花をつけた木を見つけました。
ロウバイ
この木はロウバイでしょう。ロウバイは江戸時代初期に中国から入ってきた植物のようです。花の咲く時期は1から2月で、陰暦の12月(朧月)に梅の香りのする花をつけるのでロウバイと名付けられたという説があります。
常緑性ツタ植物のキヅタも見つかりました。落葉性のツタに比べると太くて硬いツルを作るので、木のツタ、つまりキヅタと呼ばれるようになりました。
カラスウリ
冬になると目立つ赤いカラスウリの実もありました。赤い実のエキスは霜焼けの薬になりますが、実自体は食べられないようです。青い未成熟の実は塩漬や味噌漬にすれば食べられるそうですが、俄には信じられません。
ネズミモチ
モチノキのような葉をつけ、ネズミな糞のような実をつけるのでネズミモチと名がついた気の毒な木もありました。ネズミの糞のような実は滋養強壮剤や解熱剤として利用できるそうです。潮風や都市部の劣悪な環境に耐えられる樹木なので街路樹として使われています。
上部には柑橘、下部にはキウイフルーツが植えられています。
愛媛県は柑橘で有名ですが、一時生産過剰となり、柑橘の一部はキウイフルーツやブドウに植え替えられました。そのため愛媛県の柑橘の生産量は日本一とは言えなくなっています。一方、愛媛県が宣伝しないので知る人は少ないですが、愛媛県のキウイフルーツの生産量は日本一です。上部の柑橘の実には袋が掛けられているので、高品質の柑橘を育てているのかもしれません。この辺りでは、ミカンやキウイフルーツを狙ってニホンザルが集団でやって来るそうです。エアガンや爆竹でサルを追い払うことを試みているそうですが、ニホンザルは利口なのでなかなか成果がでないとのことです。最近はニホンジカの数が増えて農作物に被害が出でいるという話しも聞いたことがあります。
続きます。