先週は東温市の佐古ダム周辺や今治市網敷天満神社のクロマツ林でキノコを探しましたが、気温が低くて寒さに震え、しかもキノコは見つからないという散々な結果に終わりました。キノコの季節は終わったかもしれないと思いましたが、11月23日の休日は午前9時を過ぎるとポカポカした小春日となり、車で40分くらいでいける高縄山に出かけました。


車で高縄山の頂上付近まで行き、駐車場に車を停めてキノコ探しを始めました。最初に11月4日に来た時にツチスギタケモドキを沢山採集できた場所に行きました。


ツチスギタケモドキ


同上


落ち葉が多くなったためキノコ探しが少し難しく感じましたが、なんとかツチスギタケモドキを2株見つけました。ツチスギタケモドキは毒キノコと記載している図鑑がありますが、湯掻いて食べると問題なく食べられたので、今回も採集しました。別の場所も探しましたが、こちらではツチスギタケの発生はありませんでした。


ヌメリイグチ


同上


同上


同上

さらに駐車場周辺を散策していたら黄色い大きな、直径15cmくらいのカサを持つキノコを6本見つけました。カサの裏を見ると菅孔があるのでイグチの一種です。カサが黄色っぽい色をしているので最初、アミタケと思ったのですが、カサにヌメリがあり、さらにツバを有しているのでヌメリイグチと同定しました。ヌメリイグチならカサは暗褐色をしているはずですが、カサが開いてから時間が経ったため、色が抜けて黄色くなったのかもしれません。ヌメリイグチなら食菌なので採集しました。


チャナメツムタケの発生はありません

去年、チャナメツムタケを見つけた場所を散策しましたが、今回も見つかりませんでした。今年のチャナメツムタケの発生はなかったのかもしれません。


ネンドタケ

チャナメツムタケの代わりにネンドタケはありました。ネンドタケは食べられないので見つけてもつまらない!


千手杉の場所に向かいます

松山市の天然記念物の千手杉の方へ歩きました。右側の下りの道を行くと伊予の豪族河野氏の菩提寺、高縄寺に着きます。


ツキヨタケ


ヒダの付け根に細いツバがあります(ツキヨタケの見分け方)


11月中旬なのに夏のキノコのツキヨタケがありました。ツキヨタケは8月下旬から9月に発生するキノコのはずですが。今年の夏が暑すぎため発生が遅れことが11月にツキヨタケが見られる原因かもしれません。


千手杉

千手杉まで来ました。幹から沢山の枝が出ており、千手観音の様です。幹周りか5.4mもあり、神々しささえ湛えています。


続きます。