11月4日の高縄山のキノコ探しの続きです。ツチスギタケ(モドキ)の写真をみていたら、色の濃い褐色のツチスギタケの写真があるのに気づきました。


褐色のツチスギタケ


同上


通常のツチスギタケ

調べてみるとツチスギタケには暗褐色のものがあるとのことなので、ツチスギタケと同定して良いと思います。


ヒトヨタケ


同上

前回(10月28日)と同じ場所でヒトヨタケを見つけました。ヒトヨタケはアセトアルデヒトの分解酵素を阻害するコプリンを含むので、アルコール飲料を飲みながら食べると二日酔いになることが知られています。20数年前、ヒトヨタケと同じ効果があるとされるホテイシメジを食べながら缶ビールを飲んでみたことがありますが、缶ビール1本で5本くらい飲んだ酔い心地になったことを覚えています。ヒトヨタケも飲酒しながら食べることは避けた方が良さそうです。君子危うきに近寄らず。


マムシグサの赤い実が美しいです

マムシグサの葉は枯れてしまいましたが、実は赤く色づきました。食べられそうですが、シュウ酸カルシウム、サポニン、コニイン等の毒を含み、危険です。食べる鳥も少ないみたいですが、ヒヨドリが熟した実を選んで食べるそうです。


クヌギタケ?


クヌギタケ?

なかなかキノコはみつからなかったですが、広葉樹の朽木から生えた小さなキノコを見つけました。おそらくクヌギタケです。クヌギタケなら可食ですが、小さいので試食する気になりません。


落葉が始まり、寒々としています
日が出るとあたたかく、気温は27℃と11月とは思えない暖かさですが、風が吹くと葉が落ちて舞うかカサカサ、パサパサと言う乾いた音が耳に入ります。落ち葉の音を聞くとやはり少し寒々とした心持ちになります。

続きます。