9月2日の高縄山のキノコ探しの続きです。


マメホコリ

朽木に赤くて丸い物がいくつも付着していました。これは粘菌(変形菌)のマメホコリで、キノコではありません。潰すとネバネバした粘液が出てきます。


ニセクロハツ?


傷つけると赤くなります

黒っぽくてあまり綺麗とは言えないキノコも見つかりました。傷つけてしばらく置くと赤くなりますが、黒くはなりません。そこで毒キノコのニセクロハツと同定しました。最近はクロハツも毒キノコとされているので、黒いベニタケ類には手を出さない方が良さそうです。


ビロードツエタケ


地中の柄が長いです

小型のツエタケに似たキノコも見つけました。柄の下を掘ると地中の部分が長く、ツエタケに似ています。ツエタケは可食ですが、ビロードツエタケは食毒不明です。


ニクウスバタケ

ブナの朽木に黄白色のキノコが大量に張り付いていました。このキノコはニクウスバタケです。この朽木の根元にキノコが2本生えていました。


ウラベニガサ


ヒダがほんのりピンクです

このキノコのヒダは薄いピンクを帯びており、ウラベニガサと同定しました。ウラベニガサは水っぼくて美味ではないものの食べられます。


ヤブキリ

キリギリスに似た昆虫も見つけました。ヤブキリと思われます。ひたすら前進し、障害物にぶつかって動けなくなっていました。


シロデングダケ?


シロデングダケ?のヒダ

シロデングダケと思われるキノコも生えていました。食毒不明ですが、有毒の可能性が高そうです。


アワタケ

食用のアワタケもありました。残念ながらこの1本しか見つかりませんでした。


オオキヌハダトヤマタケ

アセタケの一種、オオキヌハダトヤマタケも見つかりました。ムスカリンを含んでいるので、摂取すると大量の発汗、吐き気、下痢等が起こります。


キイボガサタケ

黄色のカサのテッペンにイボのあるキイボガサタケもありました。見つけ易いキノコですが、有毒の可能性が高いとされています。


ハナビラタケ

以前見つけていたハナビラタケも見に行きました。一回り大きくなっていましたが、傷みも始まっており、食べない方が良さそうな状態になっていました。


続きます。