8月5日(土)の高縄山のキノコ探しの続きです。院内ルートの林道を歩いていると黒っぽい地味なキノコを見つけました。


コゲイロハツ?

コゲイロハツ?

ニセクロハツ(毒)やクロハツモドキに似ていますが少し違うようです。ここではコゲイロハツとしましたが自信はありません。コゲイロハツは食毒不明ですが、ニセクロハツとクロハツモドキは有毒です。


院内道の看板

少し歩くと院内道の看板がありました。この看板より先はスギ林になり、キノコの発生が期待できなくなります(スギと共生する菌根菌は子実体を作らないので、見られるキノコの数が激減します)。ここで車道まで引き返します。


斜面の下の朽木にキノコがあるようです

ズームで見るとやはりキノコです

道を戻りながら斜面の下を見ると大きな黄色っぽいキノコに見つけました。若いシロカイメンタケの可能性が高いですが、マスタケ(若くて柔らかい時はたべられます)の可能性も無視できません。しかし、急斜面を10m以上下る必要があるので、近づくことは諦めました。シロカイメンタケだったら疲労感が大きくなりそう!


イタチタケ

イタチタケのヒダ

イタチタケを2本見つけました。イタチタケの名前を聞く毒キノコを想像してしまいますが、実は食用キノコです。この小さな2本を採集しても大した食材にならないので、採集しませんでした。


シロカイメンタケの幼菌

林道脇の朽木に朱色の硬い小さいキノコが生えていました。シロカイメンタケの幼菌は赤っぽい色をしているらしいので、このキノコはシロカイメンタケの幼菌でしょう。


マメザヤタケの老菌

広葉樹の根に黒い棒状の硬いキノコが生えていました。キノコに孔が開いているので、胞子を飛ばした後の老菌でしょう。このキノコはマメザヤタケです。10年くらい前、高縄山でよく見られましたが、近年あまり見なくなりました。


車道に戻りました

車道に戻り、駐車場方面に向かいます。


乾燥したハナオチバタケ

車道脇でハナオチバタケを見つけましたが、からからに乾燥していました。


アワタケ

アワタケ


アワタケの菅孔

車道の法面にアワタケが数本生えていました。食菌ですが、傷みが早く、虫やナメクジに食べられやすいことが欠点です。結局、食べられそうなのは写真に撮った1本だけでした。


イノシシに噛み砕かれた朽木

2ヶ月くらい前、ブナの朽ちた立木の一部が割れて車道に倒れました。倒れたときは木の形をしていましたが、今はイノシシに噛み砕かれて写真の様な有様です。イノシシはテッポウムシのような昆虫の幼虫を食べようとしたのかな?


8月上旬の高縄山はキノコの発生が少ないです。