以前、「笑っていいとも」を見ていた時、(いつの話だ?)
ゲストがタモリさんに向かって、自分の服の趣味だか、買ってる数なんかを
自嘲気味に「キ〇ガイでしょう」と言っていたことがある。
タモリさんも笑って聞いていたが、あの人のそれまでの芸風からすれば
自分の芸も「色物」だし同じような感覚のようにとらえていたのだろう。
普段から何気なく使っていたりするので、他人を「差別する言葉」という気など
そこには微塵もなかったと思う。
私も自分の趣味やコレクションに対して自嘲気味に「キ〇ガイでしょう」ということはある。
普段、自分に対して「自嘲気味に言ってる」ならば、同好の士に対して、こういう言葉を
笑いながらお互いかけることもあるかもしれない。
大阪人がよく使う「阿呆」もこの類、「親しみの現れ」だが他府県の人に言うと通じない。
これは「同じ穴の狢」を意味するもので、ちょっとした仲間意識の現れともいえる。
今、「論破王」といわれる男と、「ガチの言語学者」の間でちょっとした諍いが起きている。
「嫁」という言葉に対して、さんざん起源とか用法をのたまったものの言葉とは思えないお粗末さだ。
言葉など、使われていく過程で真逆になったり、起源があやふやなものが少なからずある
(民明書房はうそですよ!)のに、変なところが頑ななせいで墓穴を掘っている。
「恋人というか~、一緒に住んでる人というか~」などと、いつもやってるように
「さぁぁあーせん!」とか言っておけばいいのに、あとづけでいろんなことを言うものだから
「モーゼの十戒」のような「トリセツ」まで作られてしまった。
これが、また実によくできているのだ。
あの手のタイプは「本物の」学者に当たったら勝てるわけがない。
ちょっとマスコミが馬鹿みたいに持ち上げるもので調子に乗りすぎた。
あまりにも「本物の」専門家を舐めすぎた。
言語学者なので論理学にも当然、ガッチリ精通している(どころか、大専門家だ)ので、
お得意のストローマン論法(藁人形論法)など通じるわけもないのに。
「生兵法は大怪我の元」とは、よくいったものだ。
あの件でいえば、たとえ言葉の意味だけでやってもOUTだし、前後の言葉の関係性からしてもOUTだ。
フランス人のように「ウルトラナショナリスト」が多い民族は、えてしてこういうところがあるので
残念ながら仕方がないのだろうか。
もっとも、擁護するわけではないが日本人のマスゴミのように己の餌のためならC国やK国の靴でも舐めるような「国を売る」プライドのなさよりは、まだ健全な気がする。
日本中がイライラしている。
その中で、ドシロウトがネット社会という金魚鉢の中で専門家といわれるものを「受けている」と
勘違いしたせいでいつもの調子で叩いたつもりなのだろう。ただ、相手が悪すぎた。
後から、マウントを取ったつもりの捨て台詞や言い訳、罵詈雑言も痛々しいだけ。
「自分は○○という資格を持ってるから」とか「○○という業界にいるからわかる」などという
エクスキューズが頻繁に本人の口から出る奴は大したことがないのは事実。
実際に話しているとよくわかるが、こういうのは自惚ればかり強くて、ストローマン論法位でも
ぐらつくバカが多いの、また事実だ。
何十年もそれで飯を食っていても怪しい奴も中にはいるが、とんでもない化け物が
潜んでいることもまた経験上、わかる。
ケンカを売るなら、ちゃんと相手の実力を測った方がいい。命取りになる。
とはいえ、マスゴミが作り上げた厨二病王国の裸の王様も、まぁ、このあたりが限界だろう。
喧騒は、そろそろ終わりそうだが、動画サイトでこれに関する意見を瞬きもせず
真顔で削除しまくっているところからするとこの人もやはり人の子なのかな、と思う。
人が高く、高~く持ち上げてくれて見えた空は青く、さぞかし、気持ちのいいものだったろう。
しかしながら、変な知識があっても、知恵のないものは所詮はこうなる運命なのだ。
STAND ALONEだった方が幸せだったかもしれない。