父の癌が発覚し、そのまま病院に入院。「いつどおなってもおかしくないので、個室にしておきますね。」と言われ
個室に運ばれた父が言ったのは、「ここがいい。あの施設に戻ったらおかしくなりそうや。」と。
私は、両親共に病院で最期を迎えるのは、許せなかった。医師は、どんな命も助ける仕事だとわかっていても、いろんな治療を望まないと言っても病院だから何か治療はされる。そんな苦痛を与えたくない‼️と思っていたけど、父の
「ここがいい。」
と言うひと言で、この思いは、自分のエゴで父が望んでいることじゃない。 そして、私の中の「病院は嫌な場所だ‼️」と言う思いをず〜っと握りしめていた事に気づけた。
そう、私は看護師をしていた頃いろんな方達の死に至るまでのいろんな場面を観てきた。
胃瘻を作った人、高カロリー輸液や鼻からチューブ、尿を出す為に何年もバルンカテーテルを入れてる人、気切をしてる人、亡くなるまで、その状況が続く。そこに至るまでの経緯も、いろんな家族関係も、観させて貰った。
私は、脳の疾患で意思疎通が出来なくなった人が、本当に本人は、その治療を望んでいるのか?いろんなチューブを入れてまで生きたいと思ってるのか?家族は、医師は、この人の事を本当に考えているのか?いつも、意思疎通の出来ない患者に問いかけてきた。
そして、命を守る為に医師からいろんな指示を受け、抵抗する患者に無理やり処置をしなければならない。抵抗する患者は、看護師に「ありがとう。」ではなく「殺されるー。助けてー。」と叫ぶ。「痛いですよね。ごめんなさいね。」「いやですよね。ごめんなさいね。」
謝ってばっかりやん。この採血必要なん?点滴いる?
オムツ交換や入浴まで抵抗されるけどそのままに出来ないから、また謝りながらオムツ交換や入浴介助をする。
私のしたい仕事ってこれ?
でも、やっとわかった‼️
家族、医師、看護師、上司がどうとかこうとかではなく、結局は、患者本人が
意思疎通が出来なくなったことで、誰かに意思決定を委ねなければならない状態になり、そうなっただけ。その状況を選んだのは、その人、本人。誰も悪くないし、みんなその状況を良しとして選んでいるのを私が勝手に良い悪いをジャッジしていた。
職場で私の周りにいた人、それぞれが
『あなたは、どう思うの?どう感じるの?それで、どうしたいの?』
とずっと問いかけてくれていたんだなぁ。そのお役目をしてくれていたんだなぁと思うとその方達に感謝しかなかった。それがあったおかげで、看護師を辞めれた。
みんな、それぞれに自分にしか出来ないお役目がある。
今回は、これに気づかせる為に、私の父は、この状況を自ら作って『これ、手放すやつやで😁』
と私に教えてくれたんだ。死ぬその時まで親は無償の愛を与えてくれるんだなぁ〜![]()
そう考えると、無償の愛を与えてくれているのは、両親だけじゃない。
私の周り全ての人が無償の愛をくれてるわ💕
後から後から、あの出来事は、こういう事だったんやーといろいろわかってきた。
続く