小保方晴子さんの記者会見をみて | むすび

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天巫泰之

小保方さんに対してのパッシングがすさまじいですね。
私は小保方さんの発見と研究に関しては真実であったと信じています。確信しています。
小保方さんにはなんの興味もありませんが、いい大人が寄ってたかっていじめているようにみえて、ほんとうに見苦しいです。

私は小学生の頃の「将来の夢」という作文のなかで、作家か科学者になりたいと書きました。
ですので科学に関しては子供の頃からとても関心がありました。

それにしても、理系の人たち、研究者の人たち、マスメディアの人たちの批判は常軌を逸していると感じます。
たしかに、小保方さんのポカミスは致命的でしょう。
なにかを一途にやってきた研究者、職人、芸能の人によくみられる「世間知らず」な未熟さもあると思います。

この社会が光と闇が同時に存在している歪んだ世界だという認識が甘かったとも思います。
世界的な発見に関しては利害も生まれます。
人間的な憎悪ともいえる嫉妬を生みます。

人格まで否定するような発言の言葉に感じられることは、これは若すぎる研究者が発見したことが、理系の人たち、研究者にとっては妬ましいと思えるのだと思います。浅ましいまでの嫉妬です。

理研の組織では派閥の問題もあるでしょう。
共同執筆者や研究者、マスメディアにはなんらかの圧力があるのかもしれません。

isp細胞にはすでに利益を生むものとして活動している組織もあるのかもしれません。
isp細胞の価値がさがる発見であってはならないわけです。

ネイチャーへの論文ですら、誰かが密かに改ざんした可能性すら疑います。
たくさんの嫉妬と憎悪が生まれると思ってもいなかったところが小保方さんの未熟さでしょう。

私であれば、ほかの研究者が複数、再現実験を成功したあとに、公開する論文をふたつ作成し、そのひとつを私のサインや捺印などをして、それを弁護士などに預けて、途中で改ざんされても証明できるようにします。

昨日の記者会見。弁護士たちが書いたストーリーに添ってうんぬん。
ここまで来るとヒステリー状態のコメントです。
あの盗作問題で記者会見は、個人で仕切っていて、個人のペースでやれば、それも文句をいう人たち。
ではどうすればいいのかという話です。

小保方さんなりのコツやレシピのようなものがあるというのも、私もよくわかります。
私が曲づくりをしているときには、ひらめきがまずあって、自己流で作曲しているわけです。
それを言葉やデーターでは伝えられません。

料理の達人や職人もそうでしょう。だからみていて盗めと教えます。

自己流だからこそ、固定化した常識外のことをみつけて大発見になったのだと思います。
私も以前は十代や二十代の人たちが大賞をとると妬ましく思っていた時期がありました。
お笑い芸人は後輩が先に売れると妬みます。
会社でも同期が先に昇進すれば妬みます。

世界の未来を明るくしてくれるかもしれない発見と研究です。
ここは大きな心で見守り、支援していくのが結果的に私たちにとってよいことになるのだと確信しています。