ハンガリーの愛国詩人ペテーフィ・シャーンドル(1823年 – 1849年)の詩集です。魯迅が散文詩集『野草』で、ペテーフィの「絶望の虚妄なるは、正に希望と相同じ」(絶望之為虚妄,正与希望相同)を紹介したことが思い出されます。

 

中欧国であるハンガリーは列強に囲まれ、いつの世も列強から虐められていました。詩の内容を見ていると、ハンガリー国内では侵略戦争が絶えず、まさに近代中国と同じ状況に置かれていたのが良く解りました。

 

詩集の表紙が鮮やかなブルーでとてもきれいだったため、思わず手に取ってしまいました。表題となった詩「我願意是激流」は確かに文学的で名作でした。

 

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書  籍 名:『我願意是激流』

作  者:裴多菲(匈)

訳  者:孫用

出版社名:人民文学出版社

出  版 日:1959年4月 北京第1版

     1979年6月 北京第2版

     2019年7月 第1次印刷

自己評価:★★★★
文  字 数:48千字/計67,479千字
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