1980年代に一世を風靡した反思文学で有名な作家の一人である諶容の作品集です。第1巻は長編小説のため、とりあえず第2巻から読んでいます。第2巻は中編小説集で、「人到中年」、「永遠是春天」、「太子村的秘密」、「賛歌」の4作品が掲載されています。
全て40年前に読んだことがあるはずの作品ですが、「人到中年」以外は全て内容を忘れていました。(^-^;) 40年後の今、政治の視点から離れて純粋に文学作品として読み直してみれば、諶容の小説は味わい深い物があります。
ちなみに文革時代の長編2作を除けば、「永遠是春天」が諶容の初作品と言われています。彼女の代表作は良く知られた第2作の「人到中年」です。日本語でも4種類の翻訳が出版されていますので、比較的入手しやすい作品となっています。
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書 籍 名:《諶容文集 2中編小説》
作 者:諶容
出版社名:作家出版社
出 版 日:2019年9月 第1版
2018年9月 第1刷
自己評価:★★★★★
文 字 数:270千字(仮)/計66,891千字
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