1973年の台湾映画。七七事変後、上海が陥落するまでに3か月かかりましたが、国民党軍はそれ以上は日本軍の猛攻を持ちこたえられず、いくつかの連隊(計400名強を)を残して南京に退却することになりました。残された連隊の目的は、退却する自軍のために捨て石になって時間稼ぎをすること、赤十字を通じて世界に日本軍の残虐さをアピールすることでした。そのため、租界地の北側にある蘇州河に隣接する「四行倉庫」に立てこもり、激しい戦闘を繰り広げます。英国は租界が砲火の攻撃を受ける恐れがあるとして、陣地の放棄を国民党軍に働きかけ、守備隊は日本軍の猛攻に耐えながら蘇州河の橋を渡りきり勇退しました。このストーリーを中国国民党の立場に立って映画化したのがこの映画です。管虎監督(中国)の「八佰」と比較して観るのも楽しいです。(映画に出演していた林青霞は高校生のガールスカウト役でとても可愛かったです。)