1982年に金鶏賞最優秀作品賞を受賞した作品です。

 

建築学院に付設されている職員宿舎は手狭でボロいため、毎回食事を準備する度にいくつもの家族が狭い通路をバタバタ行き交い大変です。

 

市政府は老幹部であり職員宿舎の住人である劉さんと袁さんにアパートを無償提供しようとします。ところが袁さんの引っ越しの当日住人の女の子がやけどを負い、至急病院に連れていく必要が出てきました。

 

しかし住宅管理課の課長は、車は袁さんの引っ越し用に準備したものであり、車で女の子を病院へ連れて行くことに難色を示し、そこから住人達の思いが明かされ、やり取りが始まります。

 

国から住宅が無償提供されていた時代のお話で、40年後の今から見ると全く別世界の話のようです。共産党と党員は一生懸命人民のために頑張っていますよ、というのが良く解る映画でした。