児童文学に関する文章なので簡単だろうと思って読み始めたら、私の苦手な古文で書かれていました。とりあえず”走马观花”で駆け抜けました。

 

先日漢文の単語と構文勉強のために、単語カード(死語!)をいくつか買ってきていたのを思い出してしまいました。

 

それにしても、子供たちの健全な成長のためには児童文学に力を入れないといけないと、五四文化運動の時代(100年前)に考えた周作人先生は只者ではありません。

 

「中国新文学の源流」は解りやすい文章でした。さすが学校の先生をやっているだけあって、口語で理論明快に説明されていました。

 

こういった文章だけを見ると、魯迅より周作人の方が文学レベルは上ではないのかと思ってしまいます。魯迅先生はやっぱり学校の先生というよりは戦闘家ですね。

 

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書  籍  名: 《周作人自选集 儿童文学小轮 中国新文学的源流》 

作   者:  周作人

出版社名:   北京十月文艺出版社

出  版  日: 2011年5月 第1版

                 2011年5月  第1次印刷
自己評価: ★★★★
文  字  数: 101.千字/計57,089千字
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