王心刚が主演で1974年に製作された文革映画。

 

解放戦争の時に、中国人民解放軍の偵察参謀 郭锐(王心刚)は、国民党軍の作戦所長に成りすまし、黄埔軍官学校の同窓生のふりをして家まで訪れ、敵陣の配置図をまんまと手に入れる話。

 

現代革命京劇の《智取威虎山》(智をもって威虎山を取る)はまだ京劇の世界ですので、敵軍の将校に扮して敵軍に乗り込むのはイメージ的に解ります。

 

京劇はあり得ないことがあり得る世界ですから。

 

しかし、この映画は現実世界を描きながらあり得ない話の積み重ねです。文革とは単なる単純化、知的退化だった気がしてなりません。

 

まあお暇つぶしに一度ご覧になってください。

 

今日の中国人からは、「これはいくらなんでも」と言われている映画です。(爆)