老舍が書いた長編小説《骆驼祥子》を元に、戦前の北京の車夫達(下層階級)の人々の苦しさを描いた映画。

 

この映画では若き日の斯琴高娃(モンゴル族出身)が虎姉さんを、北京电影学院の学生だった张丰毅が祥子を演じていて、とても初々しくこちらが逆に恥ずかしそうになるくらいです。

 

原作《骆驼祥子》は政治の波に揉まれ、労働人民に奉仕するため改編に継ぐ改編を重ね、当初の風味は完全に吹き飛んでしまったかのようですが、それでもまだ微かに香りが残っていますので、もしご興味のある人は小説も映画も是非一度ご覧になってください。