「中国現代文学を語ろう会」で十分紹介できなかった「巴金故居」の件、写真付きで簡単に紹介させていただきます。

 

「巴金故居」は上海市武康路113号にあります。淮海中路に所在する上海図書館から歩いて数分の距離です。私は虹橋空港から地下鉄に乗り、上海図書館駅で降車して、キャスターをコロコロ転がしながら5分ほど歩いて巴金の家を探しました。こういう時はスマートホンの地図機能がとても便利ですね。

 

 

一見した所とても立派な屋敷で、巴金が印税をたくさん稼いでいたのがよく解ります。入口で貰ったパンフレットには、「巴金は中国内外で名を馳せた文学者、傑出した社会活動家、著名な無党派愛国民主人士」と紹介されていました。まあ、共産党とはちょっと距離を置いていたということですね。(^-^;)

 

 

中に入ると気の利く守衛さんが、お前の荷物を見ておいてやるから端に置いておけと指示してくれました。この人十中八九党員ですね。この守衛さん入場券をタダでくれました。政治的効果の高い記念館は政策的に無料開放しているのだと思われます。入場券に連番が書かれていたので、入場者数を数えているのでしょう。

 

 

家の中はさすがに撮影禁止でしたので、家の入口の写真を撮ってきました。家の中では巴金の書斎、巴金と蕭珊の寝室、沢山の書棚などが陳列されていて、イメージを掻き立てるのに十分でした。建物自体は1923年に建築され、巴金一家は1955年に引越してきたようです。《随想録》も文革後にこの家で書かれたとのこと。

 

 

庭の写真も撮影してきました。BBQでもできそうなかなり広い庭です。

 

 

この建物の姿はいつかどこかで見た記憶があります。巴金の家族写真だったでしょうか。

 

展示は平日午後4時30分で終了するのですが、私は当日午後4時前後に到着しましたので、落ち着いて見学するギリギリのタイミングでした。それでも無理して行っただけの価値があったように思います。

 

巴金の寝室には、奥さんの蕭珊を看病していたベッドとよく見る蕭珊の白黒写真が設置されており、胸を打たざるを得ませんでした。もう一度“怀念萧珊”を読もうという気になりました。

 

皆さんも上海を訪問する機会がありましたら、物は試しに巴金故居を訪問してみて下さい。中国現代文学にちょっとだけ触れた気になりました。