長編小説《平凡的世界》を書いた路遙の新しい伝記です。
王擁軍は地元のことを良く知る陝西省出身の著者なのでしょうか。路遙の子供時代の農村での習わしが事細かく書いてあり、興味が惹かれました。
元妻の林達との関係(なぜ二人は破綻したか)も結構はっきり書かれていて、二人の置かれた立場が良く解ります。
また、農村で周囲の人々から支援を受けて延安大学まで卒業した路遙に対し、周囲の人々の期待はとても大きなものがありました。
その期待に応えるべく路遙がどのように対応していたかも具体的に書かれていて、田舎で支援を受けながら進学することの大変さを今更ながら理解しました。
早逝した小説家の伝記として読めば、結構面白い本だと思います。
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書 籍 名: 《路遥新传 平凡的世界,不平凡的人生》
著 者 名: 王拥军
出版社名: 中国商业出版社
出 版 日: 2015年 9月 第1版
2016年 3月 第2次印刷
自己評価: ★★★★
文 字 数: 235千字/計27,351千字
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