昨日、天満天神繁盛亭で花詩歌タカラヅカを見ました。

落語家の方々が自前の衣装、装置、音楽で、自分達の好きな宝塚を演じるという趣向。今回で13回目、今年は「心中・恋の大和路」でした。

この作品を溺愛し、心酔しているので主題歌の前奏を聞くだけで泣いてしまうため、何度も号泣してしまいました(最前列で💦)。心底から感動しましたし、大声で笑えましたし、沢山の元気も頂きました。

この作品の台詞も歌詞も全て覚えているので、出演者の方々がどれぐらいこなせるか興味津々だったのですが、何と驚くことに、最初から最後までノーカットでした。素晴らしいです。

勿論、真似ですし、稽古時間も少なく、時々失敗されるのですが、それも楽しい。

しかし、その失敗も、台詞のタイミングがズレたり、飛んだりするだけで、決して台詞を噛んだり滑舌が悪くなる方は誰一人おらず、さすが落語を生業にされておられる方々は違うと見惚れ聞き惚れました。台詞が明瞭で大阪弁も巧いを超えて超自然。作品選定も見事だったと思います。

3分おきには笑わせて頂いているうちに、いつの間にか「心中・恋の大和路」として楽しんでいる自分もいて、宝塚の舞台との違いも楽しめて、例えば、最後の歌は八右衛門が歌うのか 与平が歌うのか、ドキドキしてしまいました(初演は与平の大浦さん、直近の雪組版は八右衛門の凪七さんでしたね)。

因みに今回は八右衛門さんでした。途中で菅沼先生も舌を巻かれるであろうほど、歌詞が変わりましたが(ゆっくりと似た歌詞が続くので忘れますよね😀)、良く歌い切られたと思います。勝手に作詞されておられましたが、作品の本質を理解されておられるからこその言葉の選択で、笑いながらも涙も出てくるし大変でしたが、さすがだと感嘆しました。

伴奏はお二人で担当。恐らく、ご自分達で採譜されたのだと思いますが、編曲も、男声に合わせた移調も、勿論、演奏も、素晴らしい才能だと思います。

装置も衣装も小道具も照明も化粧なども良く工夫されておられて楽しめました。雪山を再現されてたのも驚きました。

出演された方々の感想を書きたいところですが、長くなったので少しずつ追記していければと思います。取り急ぎ、お名前だけご紹介。7月に「ロミジュリ」で東上公演をご予定との事です、行きたいです(節約中なので難しいかな)。

ご出演者(敬称略)

番頭:桂あやめ、忠兵衛:桂春雨、かもん:笑福亭生喬、梅川:林家染雀、妙閑:笑福亭松五、番頭:月亭天使、禿:桂笑金、おまん:笑福亭呂翔、与平:桂健枝郎、宿衆:笑福亭喬龍、三太:桂米舞、お軽:中田まなみ、女将:立川らく次(東京より)、八右衛門:真山隼人、お咲:沢村さくら、遊女:めぐまりこ、遊女:ヴァチスト太田、幣間:暁あんこ


演奏:リピート山中、フランシー堺 


公演前に宝塚を題材にした創作落語もありました。面白かったですよ~ご出演は笑福亭松五、笑福亭生端喬、桂あやめ、桂米團治


次は新人公演も見に行きたいと思います。ありがとうございました&最前列でダーダー泣いて、すみませんでした😀。



終わりのほうだけ撮影しました。撮影可なのも嬉しいものがありました。









エトワールの登場

フィナーレ