本日、阪急阪神HDが2023年度の決算を発表。前年より増収増益。特に不動産事業のホテル宿泊需要回復が増収に大きく貢献。タイガース優勝も好材料。でも、不動産事業の増収増益を除けばグループ全体では中々厳しい経営状態なのですね。


エンタメ分野(スポーツ+ステージ)も前年より増収増益。但し、タイガース優勝が牽引、宝塚単独では営業利益で2022年より▲21億円のマイナス。宙組パワハラ問題が減収の主因。


2024年度の見通しも併載されていて、宝塚単独では2023年度より更に▲19億円のマイナス。理由は「ステージ事業の宝塚歌劇の体制整備の諸費用の増加等」のため。

この19億円の体制整備って何❓️。
テラスに新築される新建屋の建築費用か❓️。
役者の装飾品などの自己負担全廃などならいいのですが。

宝塚の営業利益
2022年度:68億円
2023年度:48億円(前年▲21億円)
2024年度:29億円(前年▲19億円)22年比で▲40億円



今日、唐突に宝塚の公式頁に劇団の改革状況を掲載すると告知がされたのは前年割れが続く収支の株主対策でしょうね。パワハラの罪を自覚していない形式的な土壇場感が半端ない。

ヘヤアイロンで火傷を負わせて、集団でイジメて、それを看過し、死に至らしめてからも、イジメの証拠を出せという趣旨の暴言を吐いた村上理事長は無罪放免なのだろうか❓️。

昨年のパワハラ認定から数ヶ月が経過したものの、村上理事長は改革の何をやったのだろうか❓️と思う人は多いと思う。

昨年末には10万人分の前売後のチケットを一方的にキャンセル。コロナ5類以降後も公演の当日キャンセルを連発しているのは宝塚ぐらい。顧客意識ゼロ。体調管理も役者へ丸投げか。

何よりパワハラ加害者の公演を敢行。何とお茶会も許可したらしい。村上体制は世論の反感を買う経営判断ばかり。

いつまで村上体制を続けるのか❓️しかし、本日、6/16付の阪急電鉄の新組織も発表され、嶋田社長、村上理事長は続投とあり、絶句しました。

大企業はパワハラで自殺者が出てもその部門長は処分されない事が良くあり(例えば私の勤務先💦)、阪急阪神も同じか。

このまま、宙組のパワハラ加害者や村上理事長は処分なしか(コンプラ違反者の処分基準が無さげなのが社会の理解を得られない理由の一つ)、2024年の▲19億円の具体案欠如、何よりコンプライアンス違反について、特に説明もないのが決算書への率直な疑問。株主総会で発言権があれば問いたいです。

阪急阪神HDが掲げる「サステナビリティ」を村上体制が実行しているか、冷静に判断すべきと思います。