2/11公開の映画「ウエストサイドストーリー」、ほぼ毎週行ってます😀。何度見ても歌とダンスに感動です。映画館の大画面で見れるのも今だけですし、旧版からの変更も楽しいです💕。


宝塚や四季の舞台も回想しているのですが、保坂知寿さんのアニタの感動も甦りました。自分の記録では一回しか見ていないのに感銘が忘れられず、正式映像がないのが残念至極です。


1986年の公演は同時期に保坂さんはマリアとアニタの両方を演じられて、ご自身も大きなターニングポイントになったと語っておられます。私も狂喜乱舞した一人です。




保坂さんのマリアは意思を持った女性で、移住したばかりの少女がトニーと出会って一気に感情が高まる、その急激な変化が鮮烈でした。特に歌が情感豊かで胸に沁みました。山口さん(私的には世界一のトニー)とお似合いなのも何よりでした。


保坂さんのアニタは、まず、演技とダンスに一種の過剰な輝きと活気があり、中心を担う「アメリカ」に限らず、大人数の群舞でも私の視線は自然に保坂さんのアニタに引き寄せられました。すらりとした四肢と圧倒的なダンス技術に見惚れました。


そしてベルナルドの死を知らされた時の絶望感、その上で、彼の死に直面しながらも、トニーとマリアに理解を示す包容力ある女性の感情表現が見事で、何よりアニタに純真無垢な少女性を全身で感じさせて頂けたのが唯一無二で胸を打たれました。


アニタは10代の少女。マリアのお兄さんの彼女なのでマリアとは年齢は変わらないかも知れない。パワフルなエネルギーや鋭いキレを見せつつ、作品のドラマ性や悲劇性や社会性さえも切々と感じさせて本当に衝撃的で素晴らしかったです。


断捨離中に四季初演CDも出てきました。録音は1977年。LP版のCD化。少しだけ台詞入り(四季節😀)。トニー鹿賀丈史さん、マリア久野綾希子さん(74年初演は雪村いづみさん)、ベルナルド市村正親さん(同、郡司行雄さん)、アニタ立川真理さん、リフ飯野おさみさん。スノーボーイ沢木順さん、クラプキ光枝明彦さん(同、松本幸生さん)となっています。


最近の観劇は宝塚に傾注して、四季の舞台はご無沙汰なので、そろそろ四季もしっかりと見なければと思う今日この頃です。


劇団四季オリジナルキャスト OST


劇団四季35ステップス 芥川英司トニー、鈴木京子マリア