月組東京新公「RYOFU」 、配信を見ました。昨夜、家族が帰宅が遅くなるという事で夕方に時間が取れました。移動中のスマホでも見れるのが有り難く、特に2500円が本当に良心的。安っ💕。
新公演出は西川日向子さん。初めて伺うお名前ですが本公演との脚本の変更はなさげでしたが良く纏め上げたと思いました。月組の若手に不案内なので序列無視で印象的だった方々から順に感想です。
先ず、赤兎馬の飛翔さん。妖艶で衝撃的なカッコ良さでした。四肢が長く、力強く、ダイナミックでドラマチック。絶品でした🎉。
本役・礼華さん役の翔さんが凛々しくて、精悍で、目力も強く、話術も巧みで、最後は暴君に成り果てる荒々しさも圧巻でした。
本役・夢奈さんと白河さん役の相星さんと帆華さん夫婦も品があり、娘を差し出す哀しみや苦しさが如実に伝わる佳演。その娘を演じた一乃さんも巧いし、本当に絶世の美女で驚きました。
主役の呂布の美颯さんは本役の華やかさを消して、先ず外見に鬱屈した雰囲気を充満させて、幼少から底辺の蔑みの中で生きてきた育ちの苦しさや貧しさを感じさせ(勿論、素のタカラジェンヌはお嬢様育ちなので芝居力)、終止、悲痛で涙を誘われました。大立ち回りも見事で非常な稽古を積まれたと思います。魂心の舞台でした。
董卓の和馬さんの見栄えするルックスと徹底した悪役ぶりにゾクゾクしました。本役が義を漂わせていたのと異なり、救いようのない人間的に最低な男に作り上げ一挙手一投足に迫力あり、公演全体を俯瞰した感じの絶妙な存在感で流石、公演の長だと感嘆しました。
ヒロインの薫乃さんは最初は可愛く、更に真骨頂は自死を覚悟で董卓の命を狙う気迫に満ちた銀橋のソロから寝所での一連のやり取りでした。大人の女性も似合う中々の逸材だと瞠目させられました。
本役・佳城さん役の雅さんの器の大きさを感じさせる雰囲気や呂布に裏切られた絶望も巧かったです。本役・彩海さん役の雅さんのエリート然とした軍師ぶりも的確でした。その他、何役も兼ねる上級生も多く、群舞や戦闘場面は男役と娘役の性別?も超えた全員の総力戦の赴きで下級生まで本当に良く頑張ったと感動しました。
それにしても、やはり、作品が良くて、脚本演出の栗田優香さんの才能の豊かさを再認識でした。株主総会で作品名は出さないものの殺戮シーンが多い作品は止めるよう、恐らくこの作品を糾弾した株主の悪態が信じられないです。見逃さなくて良かったです。
