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ペン表卓球への道

大阪市在住のサラリーマンです。趣味は、卓球、読書などです。大学時代までやっていた卓球を再開しました。現在、卓球練習を週1回2時間、試合を月2回のペースでやってます。

 今日は、「栗山ノート」(栗山英樹著)を読むと題してブログしたいと思います。

 栗山氏は野球ノートを毎日書きながら、ことあるごとに日頃読み込んでいる古典の言葉が頭の中に現れてくるのです。

 本ブログは卓球に関する情報を発信していますので、この本に出てくる先人の言葉を、自分の人生(仕事、スポーツ(卓球)等)に置き換えて読んでみることをお勧めします。


「栗山ノート(栗山英樹著)」




1、「栗山ノート」の本の内容

第1章
泰然と

一日は一生の縮図なり (森信三)

(一日は一生の縮図、後悔のないように愛おしく過ごしたい)

無私 (飛田穂州)

(私を無くすこと)

我事において後悔せず (独行道・宮本武蔵)

差し出口 (「戒語」・良寛)

(相手の話を聞く、話をする立場になったら、言葉を少なくする)

成功は常に苦心の日にあり、敗時は多く得意の時に因ることを覚(さと)る (安岡正篤)

(成功とは苦しんだ日々の創意工夫と努力から生まれ、失敗とはおよそ順境のときに慢心し油断することによって起きる)

溌剌颯爽(はつらつさっそう) (藤尾秀昭)

(いつも気持ちをさわやかにしておく。いつも颯爽とした気分でいる。それによって、心の雑草を抜き取り、心に花を咲かせる)

霜を踏みて堅氷至る (易経)

(寒さが増して霜の張った道を歩くようになると、そろそろ堅い氷の張る季節がやってくるなと予想が立つ。物事には予兆があり、それを見逃さないで対処すべきだ)

至誠にして動かざる者未だ之れ有らざるなり
(孟子)

(誠を尽くせば、人は必ず心を動かされる。誠を尽くして動かしえないものは、この世には存在しない)

捨欲即大欲(しゃよくそくたいよく)
(「修身教授録」・森信三)

(人間が真に欲を捨てるということは、自己を打ち破りすべてを超えた大欲につながっていきます。自身のちっぽけな欲は払い落として、天下の人々の欲を思いやり、できることなら、その人々の欲をも満たしてやろうということ)

荘子曰く、十目の視る所、十手の指す所、
其れ厳なるかな、と (「大学章句」朱子)

(10人の眼が見るところ、10人が指すところ、つまりは多くの人間の意見や判断が一致したところについては、世間の耳目を欺くことはできない)

大畜は剛健質実にして輝光あり、
日にその徳を新たにす (易経)

徳は孤ならず、必ずとなりあり (論語)

(正しい道を歩んでいけば、ライバルを蹴落とすことに執着するのではなく、自分の内面と行動を磨くことに魂を注いでいけば、並走してくれる仲間が、手助けをしてくれる賛同者が、必ず現れる)

第2章
逆境に

習坎(しゅうかん)はまことにあり。これ心享(とお)る。行けば尚(たっと)ばるることあり
(易経)

(大変な苦しみに遭いながら、そこから多くのことを習う。心のなかにある嘘偽りのない思いは何よりも強い。勇気をもって苦しみと向かい、また楽しいときが来ると信じて進んでいく)

人の強みとは清らかな心と優しさです
(住職・塩沼亮潤)

十善法語(じゅうぜんほうご) 
(僧侶・慈雲尊者)

・不妄語(偽らない、うそをつかない)
・不綺語(飾らない、中身のない言葉を使わない)
・不悪口(そしらず、乱暴な言葉を使わない、他人の悪口を言わない)
・不両舌(たばからず、他人を仲違いさせるようなことを言わない)

人生二度なし (森信三)

(たった一度の人生なのだから、一瞬、一瞬に生きる情熱を燃やさなければいけない)

一燈照隅(いっとうしょうぐう)
 (安岡正篤)

(大きなことを口にするよりもまず、自分がいるその場所を明るく照す)

五事を正す (中江藤樹)

五事とは貌、言、視、聴、思を指す

・貌(ぼう)
風貌、容貌、美貌
「なごやかな顔つき」を意味する
・言(げん)
思いやりのある言葉で話しかける
・視(し)
澄んだ目でものごとを見つめる
・聴(ちょう)
耳を傾けて人の話を聴く
・思(し)
まごころを込めて相手のことを思う

道とは人が踏み行なうもの。
徳とは人が体得するもの。仁とは人が親しむもの。義とは人が則(のっと)るもの。礼とは人が守るもの。
 (「六韜(とう)三略」)

直・方・大なり。習わずして利(よ)ろしからざるなし (易経)

・直
素直、実直、真っ直ぐに進むこと
・方
正方形の意で方正(行ないや心の持ちかたが規律正しいこと)、または四方八方に広がる様子を指す
・大
あまねく盛大に
教えられたことを私情や理屈で曲げずに、素直に受け入れて徹底的に実践できる人は、知恵の一滴を与えられただけでも、習わずとも広大に伸びていく

徳とは困難を乗り越えていく権謀
(六韜)

(私情を殺して事に当たる、私心をなくす)

君子は能く時中す (中庸)

(成果をあげるリーダーはいつ何時もふさわしい手を打ち、あらゆる相克を乗り越えてどこまでも進歩、向上していく)

尺(せき)かくの屈するは、以て信(の)びんことを求むるなり (易経)

(難局に立たされたら尺取り虫のように身体を屈め、グッと足を踏み込んで、「この苦しみを必ず喜びに変えるぞ」と思いで戦っていく)

知者は迷わず、仁者は憂(うれ)えず、勇者は懼(おそ)れず (論語)

(道理に通じた者、知恵のある者は、事を成すにあたって迷いがない。仁の徳がある者は何事にも心配することがない。真の勇気がある者は、恐れることがない)


第3章
ためらわず

これを知るはこれを好むに如かず
これを好むものはこれを楽しむものに如かず
(論語)

(学ぶことにおいて、その知識を知っているということは、勉強を好きな人間には及ばない。勉強を好きな人間は、勉強を楽しんでいる人間には及ばない。知ることよりも好きなことが、好きなことより楽しむことが上達につながる)

世の人は我を何とも言わば言え
我が成すことは我のみぞ知る
(坂本龍馬が詠った和歌)

(世間の人に馬鹿にされても、理解されなくてもいい、自分の良さは自分だけが知っている。自分が分かっていればそれでいい)

人間の価値=仕事への熱心さ×心のきれいさ
(科学者・永海佐一郎)

(仕事に熱心に取り組んでいるのか、心がきれいなのか。どちらも、純粋に生きているかどうかにつながっている)

(参考)
稲盛和夫の言葉
人生(仕事)の方程式=熱意×能力×考え方

時宜(じぎ)に叶はざる事は拘泥(こうでい)すべからず
(「重職心得箇条」佐藤一斎)

(問題を処理するには時宜を考えて最初に自身の案を立て、それから先例を参考にするべきである。自身の案なしに先例から入るのが、一般に見られる弊害である)

人間が出来ないと環境に支配される
(安岡正篤)

(人は環境を作るからして、そこに人間たる所似がある。自由がある。即ち主体性、創造性がある。だから自分が偉大であればあるほど、立派な環境を作る。人間が出来ないと環境に支配される)

すべては反対から始まる (老子)

(反対方向へ進むことの意味を理解しなさい)

うまくやろうとするな
(元京都大学総長・平澤興「一日一言」)

自分の好きなものを追求していくと、
 どんどん自分が変わる。そして変わるということは、成長するということです
(養老孟司)

一日之を暴(あたた)め、十日之を寒(ひや)さば、未だ能く生ずる者有らざるなり (孟子)

(努力をしても怠ることが多ければ身に付かない。何事も継続することが肝要で、それによって成果が上がっていく)

萌(きざ)しと兆し (易経)

「判断、決断、即実行」「兆しを読み取って準備しておく」

君子終日乾乾し、夕べに惕若(てきじゃく)たり。あやうけれども咎(とが)なし (易経)

(乾とは失敗を恐れずに闘志全開で前に進むことで、乾乾ですから精いっぱい打ち込もうと解釈できます。そして、夜になったらその日の自分を惕若、自分に向き合ってその日の行動をチェックし、明日はこうしようと改善点を整理する)

学びて思わざれば則ちくらし。思いて学ばざれば則ち殆うし (論語)


第4章
信じ抜く

夫(そ)れ主将の法は、務めて英雄の心をとり有功を賞禄し、志を衆に通ず (六韜三略)

(組織を引っ張っていく者は、部下の心をつかみ、部下の功績を称賛し、自らの志を組織に広く浸透されていかなければならない)

すべて上に立つ者は、得意な方面があることが良くない。専門分野を持つべきではない
(江戸中期の儒教家・荻生徂徠)

(ある分野に熟達していると、たとえ自慢をしなくても、人情の常としてその人を見下して意見を聞き入れようとしない。下の者の意見も素直に吸い上げることができるように、ある分野に熟達しないほうがいい)

深沈厚重(しんちんこうじゅう)
(中国の儒学者・呂新吾)

(頭が切れて雄弁であるよりも、無口でどっしりと落ち着いている人のほうがいい)

天真
(森信三「修身教授録」)

(天から授かった心のなかの真を、どうやって開発していくのか、表現をしていくのか、ということ)

人間は自ら気づき、自ら克服した事柄のみが真に自己の力となる (森信三)

(知識と経験は違う「知行合一」の考えかたと同じで、自分で考えて、自分で問題にぶつかって、失敗もして、自分で解決したものでなければ、本質には辿り着けない)

人は必ず陰徳を修すべし
(曹洞禅の語録書「正法眼蔵随聞記」)

感謝の気持ちを抱くこと

一を以てこれを貫く (論語)

(深い真心をもって、ひとつのことに打ち込む。自分の人生を捧げるものを見つけて、精いっぱいやり切る)

信賞必罰 (韓非子)

(君主にとって害となるのは、人を信じることである。人を信じればその人に制せられることになるのである。部下は裏切ることがあり、裏切られないために信賞必罰をもって対応するべきである)

嫌うは嫌うほど追いかけてくる
(塩沼亮潤)

(仕事でも人間関係でも、嫌いなものは追いかけてくる)

三方良し (近江商人)

(「買い手良し」、「売り手良し」、「世間良し」の三方良しの精神を大切にしていた)

「選手良し、チーム良し、ファン良し」

敬をもって所と作(な)せ (書経)

(自分の生き方の芯を敬に置きなさい)

大荘は貞(ただ)しきに利(よ)ろしとは、大なる者正しきなり。正大にして天地の情見るべし
(易経)


第5章
ともに

人間は短い言葉が大事だ。人間は短い言葉によって感奮興起(かんぷんこうき)していく
(安岡正篤)

及知玄徳己深遠 (凌雲集)

(徳は教えられることも、習うこともできません。自分で高めていくものです)

強くなりすぎれば必ず折れる (六韜)

(強さは脆さと背中合わせです。気持ちを張り詰めてばかりいるとどこかで折れてしまうものです。そして、折れたあとの再生はとても難しい)

夢を見ることは重荷を背負うこと
(松下幸之助)

(重荷とはつまり、自分に都合の良い甘えを捨て去り、夢を実現するために邁進する覚悟や決意を示している)

商売をする上で重要なのは、
競争しながらでも道徳を守ることだ
(渋沢栄一「論語と算盤」)

利潤と道徳の調和

感動は推進力だ

(感動するとは、心を動かされることや心を奪われることを意味します)

人間たるもの、
自分への約束を破る者がもっともくだらぬ
(幕末の思想家・吉田松陰)

惜福、分福、植福 (幸田露伴)

(3つの福に共通するのは、自分だけが良ければいいという考えを排除してること)

稚心を去る (思想家の橋本左内「啓発録」)

(幼稚な心を捨て去らなければ何をしても上達しない)

やるか、やらないか

(育てて、勝つ。勝ってまた、育てる)

君子は世を没して名の称せられざるを疾む
(論語)

ディープインパクト(平成の競馬界をけん引)のいきざまにふさわしい言葉

天の時は地の利に如かず。
地の利は人の和に如かず (孟子)

「己の欲せざる所、人に施すこと勿れ」(論語)
 

2、栗山英樹とは
1961年生まれ。
1984年にドラフト外で内野手としてヤクルトスワローズに入団。
1989年にはゴールデングラブ賞を獲得。
1990年のシーズン終了後、引退。
2011年11月、北海道日本ハムファイターズの監督に就任。監督1年目でパ・リーグ制覇。
2016年には2度目のリーグ制覇、そして日本一に輝く。
2023年開催のWBCで監督として14年ぶりの世界一王座奪還。