今日は「あきれるほど小さい習慣」(古川武士著)を読んで卓球に活かすと題しBlogしたいと思います。
『あきれるほど小さい習慣』は、古川武士氏が2026年8月に刊行した新刊です。著者は15年間で5万人の習慣化を支援してきた習慣化コンサルタントです。
1、本書の核心
「大きな目標を達成しようとせず、笑ってしまうほど小さな一歩を始め、それを続ける」
「毎日30分運動する」「毎日1時間勉強する」といった立派な目標を設定すると、最初は頑張れても、忙しい日や体調の悪い日に挫折しやすい。
そこで、「これなら絶対にできる」というレベルまで行動を小さくする。
例えば、
- 本を毎日10ページ読む → 1ページだけ読む
- 毎日30分運動する → スクワット1回
- 部屋を片付ける → 机の上の1個だけ片付ける
- 日記を書く → 1行だけ書く
- 勉強する → 教材を開くだけ
という具合です。
2、本書の考え方(「5段階」)
① 小さく始める
最初から「理想の自分」を目指さない。
「今の自分が無理なくできる最小単位」から始める。ここが一番重要です。
② 小さく続ける
習慣化では「どれだけやったか」より「やめなかったか」を重視します。
1日だけ頑張って100点を取るより、毎日1点を積み重ねる方が強い。
つまり、最初は成果を求めない。
「続いている」という事実そのものを成功と考えます。
③ 挫折したら、小さく再開する
ここが非常に現実的なところです。
習慣化では、「一度も挫折しない」ことを目指さない。むしろ、「挫折してもすぐ戻れる仕組み」を作る。
例えば3日間運動できなかったとしても、「もう駄目だ」と考えず、腕立て伏せ1回から再開する。
つまり、
挫折=失敗ではなく、再開できれば習慣は続いている
という考え方です。
④ 小さい習慣を少しずつ大きくする
最初から大きな習慣を作らない。
小さな行動が自然にできるようになったら、
1 → 2 → 5 → 10
というように、少しずつ大きくしていく。
これによって、
「頑張っている」という感覚がなくても行動できる状態
を作っていきます。
⑤ その先に人生が変わる
一回の行動は小さくても、
小さな行動 × 継続
によって、やがて大きな差になります。
著者が伝えたいのは、
人生を変えるのは「大きな決断」ではなく、「今日の小さな一歩」ということです。
3、この本の最大のポイント
「意志の強い人になろう」としていないところだと思います。
普通の自己啓発書は、
「決意する」
「目標を明確にする」
「努力する」
「自分を律する」
という方向に行きがちです。
しかし、古川氏は逆です。
「意志が弱くてもできるくらい、行動を小さくしよう」という発想です。
だから「あきれるほど小さい」
これはかなり重要な考え方です。
4、私の場合(卓球に応用)
本書は、卓球にも非常に応用できる本だと思います。
例えば、
「毎週2時間、完璧な練習をする」
ではなく、「毎日、素振りを10回だけ」から始める。
さらに、
- フォア表のミートを10回
- ショートを10回
- ナックルサーブを5本
- レシーブを5本イメージ
- 3球目攻撃を1パターンだけイメージなど。
特に前陣速攻型は、たくさん練習するより、「この1球だけは絶対に上達させる」という小さな習慣を積み重ねる方が、年齢を重ねてからの上達には向いていると思います。
そして、もっと重要なのが「再開」
例えば土曜日の練習を休んでしまった。
そこで、
「今週は駄目だった」ではなく、
翌日にラケットを握って10回素振りする。
これでいい。
つまり、完璧に続けることより、途切れても戻ってくること。
これが本書の非常に大切なメッセージです。
