2017年7月22日 土曜日
越前府中城(福井県越前市)現場説明会に行って参りました。
JR武生(たけふ)駅から歩いてすぐの
越前市役所が
中世の朝倉氏が府中奉行所を置き
前田利家が府中城として拡大し
関ヶ原の戦い後の慶長6年に
本多富正が居城した城であります。
城の痕跡はなく市役所の玄関前に
記念碑があるだけになっておりますが・・・。
昨年から市役所の
新庁舎建設に伴う発掘調査が行われていました。
↑奥が東側でJR武生駅方向です。
右側にちらっと見える古い建物が越前市役所
今回、市役所駐車場舗装面から
70~150センチの深さの第2層で
すごいものが見つかりました。
それがコチラ↓
南北方向にのびた石垣~( ̄□ ̄;)!!
高さは最大約3.5メートル
第2層の出土品の年代から
江戸時代初期~中期頃だそうです。
説明会には約120人が参加。
暑い日に熱い同志たちが
集結いたしましたv(。・ω・。)ィェィ♪
↑こちら池状遺構 石垣の西側
写真中央付近に
河原石が敷き詰められているのわかりますぅ?
河原石の下は粘土が貼られて
水が漏れないようにした痕跡が見られ
池であった可能性があるようです。
手前の瓶も水を貯えるためのものだったのでしょうか?
他にも礎石群が発見o(^▽^)o
礎石群① 18個 東西2間×南北6間
礎石群② 4個 東西1間×南北4間
礎石群③ 36個 東西9間×南北7間
(1間 140センチ)
なかでも
礎石群③の赤く変色した土の堆積が確認↓
これは火災によって焼失した建物ではないかと
推測してるそうです。
というのが、
「武生市史」に宝暦12年(1762年)の
大火の記録が記されていて
江戸初期から中期に確認できるこの付近の
大火の記録はこれのみということで
この焼土の堆積も
この時のものである可能性が高いとのことです。
1時間ほどの説明会でしたが
参加者たちから
この上にマジで新庁舎建てるの?
という質問がありました。
ホントもったいないというか
残念というか・・・(TωT)
石垣復元して
城郭新庁舎建てますかーヘ(゚∀゚*)ノ