突然歩けなくなったあの朝から
今日で丸3か月になる。
ヨロヨロではあるが歩けるように
なったものの
依然として転ぶことも多い。
ピンが転ぶと
私はすぐにピンを起こそうと助けるが
クマオは言う。
「ちょっと様子見て
一人で頑張らせてみて」。
なるほど、
少し様子を見守ると、
バタバタしながらも
何とか自力で立ち上がることも
ある。
とは言え、
そのバタバタしている様子が
私には見るに堪えないのだが。
先日も整体に連れて行った。
後ろ足の筋力をつけるちょっとした
トレーニングの方法を教えてもらう。
「ちょっとのことでも
毎日続けると全然違います」という
先生の言葉にすがる思いだ。
犬の年齢が人間の5~6倍だとすると
あの日からすでにピンは1~2歳ほど
加齢したということになるのか。
日々愛おしい。
今朝のピン。
この頭が可愛くて
撫でても撫でても愛おしい。
雨降りでも。
ヨタヨタと歩くピンに
声をかけてくださる方は
少なくない。
声をかけられないまでも
優しい眼差しを向けてくださる方は
もっと多い。
きっとピンもそれは感じている。
ありがたいことだと
散歩のたびに思う。