続 戦闘態勢  5/7-2 | わかっていたけど辛かった年下彼氏の裏切りとその後の話もろもろ

わかっていたけど辛かった年下彼氏の裏切りとその後の話もろもろ

雨降って地固まり、
本日も歳の差カップル継続中。

そう言いながらも

その後クマオは長男家族のために、

スーパーでの買い出しに付き合ってくれ、

お肉やらお魚やらいろいろと食材を

買ってくれた。

 

 

このあたりはいつものクマオである。

 

 

 

「じゃあ18時ごろにね。

 ○○(長男)がクマオさんに久々に

 会えるって楽しみにしてたわ」

 

そう言うと、

「え?そうなん!」と、

クマオの顔がほころんだので

私はあのクマオの言葉は私の聞き間違い

だったのかなとも思ったぐらいだ。

 

そしていったん別れた。

 

 

帰宅して

晩ごはんの準備を始めていると、

15時過ぎ、

クマオが電話をかけてきた。

 

「りこちゃん、

 ボクな、

 マッサージの予約取れたから

 行ってくる」

 

「え?

 予約取れたん?

 いつものとこ?」

 

「・・・そう。

 16時が空いてて予約取れたから」

 

え?

16時空いてた?

その日は実は私もホットペッパーで

マッサージサロンの予約を調べていた。

だけどどこも予約はいっぱい。

クマオご贔屓のそのサロンも

朝から18時半まですべて「×」になっているのを

私はこの目で何度も確認していたのだ。

 

「私が見た時は「×」ばかりやったけど」

 

「そう?

 いや、ボクは16時に取れた」

 

「ふ~ん・・・・

 少し前に確認した時も×やったのに」

 

「へ~・・

 とにかくそういうことで

 90分のメニューにしてるから

 何だかんだそっち行くのは18時過ぎごろに

 なるから」

 

クマオがそう言って早々に電話を切ろうと

するその様子にやっぱり違和感。

 

 

「・・・何かおかしいな・・」

ボソッとそう言った。

 

 

もしかしてクマオ特別枠があるのだろうか。

その女性オーナーはクマオのために

時間を空けれるのか?

それとも本当にマッサージだろうか。

マッサージと言いながらどこかで

カフェデートでもするのだろうか。

 

私の頭の中は一瞬で疑念が育ち

妄想ストーリーが出来上がった。

 

 

「何が?

 何がおかしいの?」

 

私の言葉にクマオが食い気味で言う。

速攻で戦闘態勢になっている。

 

 

「いや、

 何でもないよ。

 じゃあね」

 

電話を切ろうとすると

クマオが怒りだした。

 

「ボクはマッサージも 

 行ったらあかんのか!」

 

またこれだ。

 

「そんなこと一度も言ったことはない。

 私がそう言ったの聞いたことある?」

 

「じゃあ何でいつもそんな感じになる?」

 

「クマオさんがコソコソするから、

 何かあるのかと勘ぐってしまうのよ」

 

「何もコソコソしてないわ!」

 

「そうかな。 

 私はむしろ行ってくれば?とはよく言って

 るよ。

 だけど私がそう言うと必ず『ええわ』って

 言って行かないやん。

 でもこんなふうに勝手には予約して行く。

 何かそのカノジョとのタイミングでも

 あるの?」

 

 

「は?

 何が言いたいねん!」

 

 

マッサージサロンのスタッフのことを

わざと「カノジョ」と言ってやった。

私も完全に戦闘態勢になったのだ。

 

 

 

 

 

・・・・・・・・・

 

 

 

 

 

 

連休中によく穿いた。

買っておいてよかったと

何度も思った。