午後1時ごろから
5時過ぎまで
リビングのソファで
クマオはずっと眠っていた。
夕方になって
やっと起きて、
いっしょに夜ごはんを
食べ始めたけれど、
やっぱり
熱っぽくて
何だか
しんどいねん、と
少し食べただけで
クマオは帰って行った。
私はまたポツンと一人に
なった。
しばらくすると、
電話をかけてきた。
「今ベッド。
これから寝るところ、
りこちゃん、ごめんな」と。
ホッとした。
別に謝ってほしいわけでは
ないが、
この一本の電話の価値は大きい。
これがあるかないかで
私の気持ちはずいぶん違うのだ。
今日のクマオは
グッジョブ!
明日はこれを持って
母を訪ねてみよう。