昨日の朝は
あんなにすがすがしかったのに。
と言うのも。
昨夜10時過ぎに
クマオから「帰る」と連絡があったきり
「帰った」の連絡がなかった。
いつもなら電話をかけてくるのに。
もしかしたら
電車乗り過ごしたのかとか、
どこかで気分悪くなってしまったのかとか、
ひょっとして誰かとワンチャン楽しんでいる?
とか・・・
ドキドキバクバク
モヤモヤドックンドックン
心配で心配で眠れない。
ライン電話をかけても
会社の携帯にかけても
応答なし。
メッセージは既読すらつかない。
こんな為すすべなしの状況に、
まるで自分はどこかの孤島に
置いてきぼりにされたような気になる。
やっと電話がかかってきたのは
午前0時半すぎ。
「りこちゃん、
ごめ~ん、
〇△□×~ほにゃほにゃ」
あぁ、酔っぱらって
寝てしまったパターン?
「今どこ?」
「〇△□×・・・」
何を言っているのかわからないが
どうやら自分の部屋にいるようだ。
「明日の朝も今日と同じ時間にお迎え
行けばいいの?」
「うん、〇△□×・・ほにゃほにゃ
おんなじ・・じかん・・」
「どうして電話くれなかったん?」
「ごめ~ん、
したつもりやったんやけど
ほにゃほにゃ・・〇△□×・・」
呂律が回っていないクマオ。
「心配したよ」
「ごめん
ごめ~ん
ごめんごめん」
ひたすら「ごめん」を繰り返す。
「わかった。
無事ならよかった。
ぐっすり寝てね」
そう言って電話を切った。
無事だとわかって安心したら、
何だかとんでもなく悲しくなって
しまった。
涙がにじむ。
何の涙だろう。
自分でもわからない。
怒りでもなくただただやるせなかった。
真夜中の出来事。
・・・・・・・
今朝も研修会のクマオを駅まで
送った。
「ごめん」とまた謝るクマオに
「いいよ~」と気持ちよく許すことも
かと言って糾弾する気持ちにもなれず
笑顔にさえなれず、
どんよりな車内での数分間。
あ~
1日でこんなに変わるものなのか。
・・・・・・・・・・
こんな朝はお化粧のりが
悪い。
いろいろ塗りたくりたくなる。