言葉の応酬 | わかっていたけど辛かった年下彼氏の裏切りとその後の話もろもろ

わかっていたけど辛かった年下彼氏の裏切りとその後の話もろもろ

雨降って地固まり、
本日も歳の差カップル継続中。

茶番は簡単に崩れた。

 

その後どんな流れになったのか、思い出せるようで思い出せない。

 

いろんな言葉が飛び交った。

 

彼女のことは女として好き。と言ったり、

彼女のことは清算する。とも言っていた。

 

彼女、頭悪そう。せめてディスらせてよ。と言ったし、

 

性欲さえなかったら。とそんな言葉も出た。

 

どうせ、オレの言う事なんて信じないんやろ。

そうやってずっとオレを問い詰めるから・・・・。 という言葉に、

 

もう何度も聞いたよ、それ。の返し言葉。

 

 

ジグソーパズルのように、言葉のピースがあふれていたのに、

 

ほとんどのピースは完成しなかった。

 

そんなふわふわとした、耳に聞き馴染んだ言葉の応酬の中で、

 

すさまじく心に突き刺さったやりとり。

 

「普通の男女なら、ここでして(セックスを)、仲直りできるのに。

クマオさんたちみたいにね。

でも、私には、それがないから、だから、言葉が増える。

言いたくない言葉も、必要ない嫌味も、口から出て行く。」

 

「・・・・・・」

「ちゃんと答えて」

「何を」

「私とはもうできない?(セックス)」

「・・・・・・できない」。

クマオはきっぱりと言った。

 

「それは何で?」

「・・・・・わからない」

「私がおばあちゃんすぎて?」

「・・・それもある」。

 

そうか・・・。私は力なく言った。

 

その様子にクマオはまた何度目かの言葉を言う。

「りこを傷つけることになるだけなら、もう会わない方がいい」。

 

 

クマオは出ていった。

 

時計を見ると深夜1時35分だった。