実害を認めよう。『原子力』 | masaaki Suzukiのブログ

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2011年3月11日に発令された『原子力緊急事態宣言』は2021年現在も解除されておらず、今後100年は無理。大手メディアは政権とグル。
この基本が理解出来ないと言ってる事はわからない。

3.11が起こって人類史上最悪な福島第一原子力発電所の事故が起きて政府が事実を報道しない事に気がつき自分なりに数値で見て確認するしかないと思い今迄の仕事から180度転換してこの仕事を始め早くも3年以上経過した。

現在も大気中に毎時1,000万ベクレルのセシウムを放出し、セシウムの300倍もの毒性があるストロンチウムは太平洋に1日あたり50億ベクレル放出中だがこの数値も東電発表の数値なので個人的には信じられない。
かなり過小評価した数字だと思っている。

でも、もっと信じられないのは放射能の危険性を見ようとしない99%の人達だ。
日本の最大のリスクは現実にある危険を危険としてとらえられない多くの国民だと実感した。
放射能は目には見えないし無色であり無味無臭で誰にでもすぐに影響が出るわけではない事もその要因の一つ。
だから数値で見るしかないと思っている。

ここまで多くの人が気にしない理由の一つにはまわりの人が気にしてないからと言う事に原因がある。
政府の言う事はすべて信じている訳ではないがまさか故意に放射能を拡散させる訳がないと言う甘い認識だ。
実際に汚染瓦礫などをわざわざ九州まで運んで燃やしている。
薪などのセシウム基準値は40Bq/kgになっている。
それは200倍濃縮する事がわかっているからだ。
だから8,000ベクレルの規制値がある。
テレビや新聞しか読まない人にいくら話したところでわかる筈がない。
そのテレビや新聞が自分達の為にあると思っているおめでたい人にいくら説明しても時間の無駄だ。
陰謀論でもなんでもなくまずは原発が導入された歴史を知らなくては話しにもならない。

原発導入の経緯

IAEA(国際原子力機関)はチェルノブイリ事故から10年後の1996年4月の会議で『再び事故が起こるのは避けられない』
だから『次回の原発事故にあたっては、人々を避難させず、情報をきちんと統制すること』と言う方針を発表している。

つまり今回の人類史上最悪な福島第一原子力発電所の事故が起きた時の方針も事故前から既に決まっていたと言う事だ。
政府は普通にこの方針を実行しているだけ。

そして最近の国際機関側の人物の次の発言をみれば情報統制が成功している事を認識している事がわかる。
『(情報統制のことだが)チェルノブイリは失敗したが、フクシマはうまく行った』
つまり隠しているどころか安全だと言うデマを多くのメディアで宣伝している。
悪質な『食べて応援』もその一つだ。
昼にたまたま観たテレビで芸能人が栃木県の鮎を美味しそうに食べていた。
そう言う場面を何100回も観ていれば何も考えない人は自然と頭に入っていき、ああもう大丈夫なんだなとなんとなく思う。
今回の原発事故後に世界が180度変わったと何度も言ってきたが事故前となんら意識が変わらない人がほとんどだと実感している。

今迄、知識人だと思っていた人達も不思議な事にほとんどの人の意識が変わっていない。
『セシウム』と言う単語を知ってる人は多いがその危険性をどれだけの人が知っているのだろう。
確か大学教授のT氏だったと思うが以前セシウムと青酸カリの致死量を比較していた。
青酸カリの2,000分の1でセシウムは致死量に達すると言っていた。
その説によると単純にセシウムは青酸カリの2,000倍危険がある。
それが正しい比率であるかどうかは自分で調べて欲しいがそれだけ毒性があるセシウムについて無関心な人が多過ぎる。
更に危険な核種が沢山ある事も事実だ。
疑問に思ったら調べる事が第一歩だ。
命に関わる事は特にだ。
情報が氾濫するなか自分自身が納得がいくまで調べ自身の尺度で判断するしかない。
その努力もせずにすぐに否定する人につける薬はない。

人の尺度はそれぞれ違う。
今迄、それぞれ生きてきて自分なりの価値観と言うものを人は持っている。
自分が常識だと思ってた事が180度違う事を自分自身で認めると言う事は自分の今迄の人生を否定するように感じる人が多いのだと思う。
家族も例外ではない。
放射能の危険性を話すともう聞きたくないと耳を塞ぐ。
見ないようにして実害がなければ、そんな良い事はないが気をつけている人とそうじゃない人との差は目に見えて違う事がわかる。
例えば尿中のセシウム測定で普段から食べ物などを気にされてる山梨県在住の方々、30数検体の測定を行った結果たった一人だけ高い数値の男性の方がいた。
測定を依頼される方はほ普段から気にされてる方ばかりなので1Bq/kgを超える事は少ない。
しかし同じ家族内で何故かこの男性の方だけが高い数値だったので不思議に思っていた。
後から聞いた話しだがその方は平日は都内で仕事をしている方で外食も週に2~3回するとの事で納得した。
放射能は甘くない。油断すると数値に出てくる。
食べて応援している人のリスクを考えると言葉がない。
実際に食べて応援している人ほどいわゆる『いい人』が多い気がする。
これほど恐ろしく酷いプロパガンダはない。
99%の人達が現在の日本が普通だと思っているのは人からどう思われるかと言う思いから来ている。
つまりまわりの多くの人々と違う事を言う人は異質であり間違っていると思いたいと言う思い込みからがあるからだ。
家庭内でも同じ。
家族や友人と違う事を言うとなんと思われるかを気にする人がほとんどだ。
このブログでも何度も政府は故意に毒を拡散させていると指摘してきた。
しかしいわゆる『普通の多くの人』は政府はそんな酷い事をする筈がないと考えてしまう。
その時点で思考は止まってしまって科学的に考えられなくなっている事にすら気がついてない。
『そんな筈はない。』そう考えた時点で御愁傷様ですとしか言いようがない。
前にも書いたが何度言ってもわからない大人はぶっちゃけどうでもいい。
でもその子供達が実害を受ける事だけはどうしても納得できない。
でも気がついている人は気にしている。
福島でも自分達の作ったものは食べずに実際に越中富山のうまいもの直販店
で安全な食材を取り寄せている方も多い。
ひとくくりにフクシマと言うのはどうも違和感がある。
実際にフクシマでも都内より線量が低い地区もある。
政府が言う避難区域じゃないけど同真円上に汚染が拡散してるわけじゃない。

セシウムは他の臓器より心臓に10倍たまりやすいので当然、突然死も増えている。
数年後には更に爆発的に増えるだろう。
それでも自分で考える事をしない人は気がつかないだろう。
今、気にしている人が仮に1%いたとしたらせいぜい5%の人がおかしいと思う程度だろう。
本当におめでたい国民性だと思う。
まあ人と違う事は悪い事のように教えてきた教育の問題もあるだろう。
事故前から突然死なんか普通にあったと認めなくない人は言うだろう。
でも実際に数値にも現れている。
関東地区のハウスダスト検査したすべてからフクイチ由来のセシウム検出
しかも事故前は低レベル放射性廃棄物としてドラム缶に入れられ厳重に管理されていた100ベクレル超えも多数だ。
だが現実を見たくない人が多いのか実際にダストの測定はそれ程多くない。
どうせすぐに移住出来ないのだからしかたないと思うかいつも過ごしている部屋、子供達がいる部屋でどの程度被曝しているのかを
数値で見て気をつけるのとでは天国と地獄ほどの差が将来出てくるだろう。
見えないセシウムは数値で見るしかない。
いや、見えないんじゃない見ようとしてないだけ。

放射能計測からみえてきたこと

チェルノブイリ事故後の旧ソ連は事故から5年で国家が崩壊した。
これだけデタラメな政策を行っている現状をみると日本も確実にその方向に進んでいると強く感じている。
いや事実、今回の原発事故にしたってまったく状況すら把握出来てないのにコントロールされてるとか酷い嘘を公然と言って誰も責任を取ってない時点で再稼働なんて狂ってるとしか言いよ言うがない。

実際にそこに毒があるのに見ようとしない多くの人達こそこの国の最大のリスクだ。