これ以上虫歯を増やすまいと当時も3か月置きに検診に通っていたので(この歯医者さんは上手でした)、相談したところ「神経を抜いた歯は栄養が行かなくなって徐々に変色してしまう」とのこと。

気になるなら「セラミッククラウンする?」ということで、当時はお給料の良い会社にいた事もあり思い切って上顎10本(!)を保険外のセラミッククラウンに。

この時点で安い軽自動車🚗を買えるくらいのお金が口の中に消えていきました・・。

で、「わりと給料の良い会社」は今ではありえないほどの残業でストレスも多かったせいか、どうも寝ている間に歯ぎしりを始めたらしく、右上5番の歯の根が割れてしまい抜歯し、保険外のブリッジをしました。

そのとき一応歯科医からは「うちではできないけどインプラントって選択肢もあるよ」「骨を造成しなきゃだから大学病院になるけど」と言われ、当時30代前半の私は「大学病院とか面倒だし保険外のブリッジでお願いします」と即決。

つまり7本のセラミッククラウン+2本支台歯の3本ブリッジ=合計上顎10本がセラミックに。よく思い切ったな、私、、、、若さなのか?


当時は2000年代前半、インターネットはあったけどスマホではなかったし、今ほどネットでいろいろ調べる風潮ではなかった事もあり、歯の色が白くなるならと何も考えずに驚くほどあっさりブリッジを決断。

インターネットやスマホは便利ですが、なんでも調べまくって情報過多になってしまうとなかなか決められないし、世の中不安をあおる記事でインプレッションを稼ぐマーケティング手法も横行していると思うので調べれば調べるほど悲観的になってしまうような気がします。

ほどほどにしないといけませんね。

ちなみに、あっさり決断しましたが結果として現時点でブリッジ含め約16年持っています。色が結構変わってしまっていたのでセラミッククラウンは今でもやってよかったと思っています。

小学校のころ歯の神経を抜いた上顎の歯は、30代半ばで歯ぎしりにより根が割れて抜歯したものの、それ以外はなんと40年近く経った現在も無事使えています。

 

神経を抜いた歯がどれだけ持つかは人によりますが、もし歯の神経を抜くことで悩んでいる方がいたら、変色こそあったものの40年経っても無事に使えているケースもあるとお伝えしたい。
 

ちなみに、1本1本独立してクラウンにしたのではなく、強度を保つため2-3本ずつ連結したクラウンが4つ入っています。歯科医によっては1本ずつ独立させることもあるようですが、これはどちらがいいのか何ともいえません。

連結していたからこそ今も使えているのか?

現在、歯根が怪しい箇所が出てきているので、その治療の際には連結していることで結果的に他の歯も上物変えなきゃいけない等の影響があるかもしれません。