ティエラ・デル・フエゴ国立公園へ。
かつて監獄から敷設された鉄道で、伐採などの重労働に運ばれていた囚人たち。
彼らが森を切り開くことで、鉄道はその線路を延ばしていた。
今は、「世界の果て号」として観光客を乗せている。
国立公園へとつづく鉄道に乗ろうと、多くの観光客がやってくる。


小さな機関車に乗って、出発。
車窓からは伐採された後の切り株がずらりと並ぶ。



日照時間が少ないとはいえ、人の手がはいる前は、豊かな森が広がっていたんだろう。

途中下車して滝を見学。
水も豊か、森も豊か。

滝のある小高い丘から見下ろすと小川の曲がり具合がスタジオセットのように見える。

終点にはトイレが。
囚人姿のお兄さんがドアを開けてくれる。ご希望によっては、消臭スプレーのサービスもアリ。
列車を降りるとほとんどの乗客はツアーバスに乗り込んでしまった。
せっかくなので、今日はハイキング。湖畔を歩く。お天気もよくあったかい。



湖畔にはキャンプサイトもあり、家族連れでにぎわっている。
日中の日差しだけが「夏」という感じ。風は相変わらず冷たい。