※写真出典元:Wikimedia

 

皆さん

お仕事お疲れ様です!

やっと泊まり込みの仕事が終わったゴリポップです!🦍

 

今日は皆さんのよくご存知の戦車のお話です!

M1エイブラムス戦車‼️

 

めちゃくちゃ有名ですよね(  ˙꒳​˙  )

アメリカの第3.5世代戦車ですね‼️

最近ウクライナにも供与されましたね( ゚Д゚)

今日はM1エイブラムスについて

特徴をお話したいです‼️

①紆余曲折の誕生秘話

1960年代、アメリカ軍は悩んでいた‼️

当時主力戦車はM60パットンで、パワーはあるとはいえ、第二次大戦時代からのアップグレード版で、ソヴィエトが開発していると噂の新型戦車(T-62)には到底敵いません(´;ω;`)

 

 

そこでアメリカ軍はドイツと協力し新型戦車を開発しようとしました‼️️

その名も「MBT-70-」‼️

当時の技術大国同士がタッグを組み世界最強の戦車が生まれ・・・なかったんです(´・ω・`)泣

 

そもそも

ドイツとアメリカは長さと重さの単位が

ヤード・ポンド法とメートル・キロ法で違うのでその時点で難航しますし

お互い戦車大国同士、エンジンの種類や戦車砲の種類、走行系のあり方で大喧嘩しました‼️

 

結果として2台の試作車が作られましたが

それぞれが

エンジン、トランスミッション、サスペンション、火器管制装置が別の型になりました(´;ω;`)

(共同開発ってなんだっけ?•́ω•̀)?)

 

当然、MBT-70は開発中止になりました‼️

 

この時点でアメリカの戦車開発は大幅に遅れており、ベトナム戦争の影響で開発費の調達も難航する中、1973年にM1エイブラムスの開発が始まりました!

(世界一の軍事大国でもこんなにグダグダなのか(´・ω・`))

 

途中、中東戦争が始まり戦車に関する様々な課題が見つかりましたが、

(RPGや対戦車ミサイルの登場)

それらに対応しながら3年後の1976年には試作車が完成、1979年に先行生産が始まり、1981年に「M1エイブラムス」として正式採用されました‼️🦍

(アメリカ、やればできる子🦍)

 

②実戦で証明されたパワフルさ!

 M1エイブラムスは、開発当初から戦車大国アメリカの新型戦車として世界中の注目を集めました

性能についても、未知数だかすごい性能だろうと言われていました。

それを証明する戦争が就役11年後に起きます。

それが「湾岸戦争」です!

 

「湾岸危機」という情勢不安をきっかけに、イラクがクウェートに侵攻し、それに対してアメリカ軍を主力とする多国籍軍が軍事行動を起こした戦争です!

 

冷戦後の世界のパワーバランスを如実に示したこの戦争で多国籍軍は圧倒的な軍事力でイラク軍を撃滅し、クウェートから撤退させました。

この戦争で有名なのは

アメリカ軍の機甲部隊がイラク軍を一方的に撃破した「73イースティングの戦い」ですが

今回はこれとは別のケースを紹介します‼️

 

ある時米軍第24歩兵師団所属のM1がユーフラテス川側沿いに進軍中にぬかるみにハマり、行動不能になってしまいました。

そして味方からはぐれ、脱出を試みている時に運悪くイラク軍のT-72、3両に発見されてしまいました(´;ω;`)

T-72はソヴィエト製の中でも最高ランクの実力を持つ戦車であり、戦車砲もM1より大きな125mm砲を装備しスペック上はさすがのアメリカ製のM1でも厳しい状況です💦(´;ω;`)

 

絶好の「獲物」を見つけたイラク軍戦車はM1に向かって砲撃を開始します‼️

たちまち直撃弾を受けるM1エイブラムス‼️

しかし、M1は損傷もなく逆に反撃し1両目のT-72の砲塔を吹き飛ばします。

その直後、別のT-72から再び直撃弾を喰らいますが、少し車体がへこんだのみで、逆にM1は反撃によりT-72のエンジンを破壊しました‼️

(硬すぎるだろ・・・(´・ω・`))

最後に残った3両目のT-72は勇敢にも400mまで近づきM1に砲撃しましたが、M1の防弾版をへこませたのみで、依然M1は健在。T-72は態勢を立て直すため付近の砂丘に隠れましたが、M1の熱探知装置により発見され砂丘越しに撃破されました!

(この話は、アメリカだけでなく日本の軍事情勢専門誌にも掲載されているので信憑性が高いと思い、引用しました!)

 

さて、この話で私が言いたいこと分かりますか?

そう!M1が硬すぎるの!!🦍

アメリカの軍事・鉄鋼業のレベルの高さが分かりますね💦

 

あえて言いますが、T-72は弱い戦車じゃありません!

確かにこの時にイラクにソヴィエトから輸出されていたT-72は、ダウングレードモデルで通常版より能力は劣りますが

しかし!!

今回のウクライナ戦争でもわかるように、T-72は決して時代遅れの戦車ではなく、攻撃力・防御力・走行性能・整備性で総合的に見ると優れた戦車だと私は思います!

(早口で汗を拭きながらPCに打ち込んでおります🦍)

よく、ソヴィエト製・ロシア製戦車はもろいとか、作りが荒いとか弱いとか言われますが

そりゃあ、東側諸国の生産能力が落ち込んでいたこの時代に、西側アメリカ製の最新式戦車とぶつかれば、負けますよ(*'ω'*)

 

T-72、君は悪くない!

M1が強すぎたんだ!

 

③「最強」なのか?

 よくM1エイブラムスは、「最強」と紹介されます。

 しかし、何をもって最強なのか気になりませんか?

現実問題、M1より攻撃力のある砲を持つ戦車はありますし、これから出てくる戦車には敵わないかもしれません。

 ウクライナに供与された、M1エイブラムスも既に3~4両が破壊されたというニュースを先日アメリカ系のサイトで見ました。

 つまり、攻撃力の高さや防御力の高さだけでは「最強」とは言えないのだと私は思います。

 

じゃあ、なんで「最強」って言われているのかというと

 

「アメリカにしかできない速度で、M1の弱点を見極め、アップグレードを繰り返しているから」という解答になります🦍

 

ここがアメリカが最強たる理由ですね!

アメリカは常に戦争してるんじゃないの?っていうぐらい世界中の紛争に参加していますし、今までも参加してきました。

その中には、もちろん失敗も山ほどあり、装備・人員の犠牲も多く払ってきました。

私が思うに、アメリカ軍のすごいところは他国の軍隊に比べて失敗した時の反省を徹底的にすることなんですよ!

普通、軍隊などのタテ社会で保守的な組織は失敗を隠したがります。しかし、アメリカ軍は基本的には作戦の失敗や損害に対して、「経営学」的なアプローチなど様々な方角から原因を究明し、次に繋げているんです!

 

湾岸戦争の11年後、アメリカはイラクに侵攻しました。「イラク戦争」です。侵攻理由については現在も議論が続いています。

この戦争でアメリカはイラク本土に進撃しますが、今回は広い砂漠ではなく市街地での戦闘が多くなりました。ここでイラク軍や民兵はRPG(対戦車擲弾)や即席爆弾による待ち伏せ攻撃を多く行いました。

これによって、米軍とM1エイブラムス等の装甲車両は大きな被害を受けました。

 

これを受け米軍はすぐさま対策を講じ、M1エイブラムスもアップグレードされました!

このような経緯で、M1エイブラムスには多くの発展型が存在します!

 

その数は実に「13種類」!

 

これがアメリカの強みなんです!

アメリカの戦車開発は

「採用→課題→課題→検討→アップグレード」のテンポが桁違いに早い!

 

これこそが

M1エイブラムスが「最強」と言われる理由なのだと私は考えています!

 

少し長くなりましたが

M1戦車のお話楽しかったです!

 

やっぱりアメリカは「規格外」なんだよなぁ・・・・

 

それでは、明日も出張なのでそろそろ寝ます!

皆さん明日もお仕事頑張りましょう!🦍

 

【M1については、この本がおススメ!】