皆さんお仕事お疲れ様です

ゴリポップです

 

出張帰りでへとへとですが今日もシンプルで楽しいミリ話していきます!

 

今日お話しするのは

「F2」戦闘機!

なかなか聞き慣れない戦闘機ですよね(о´∀`о)

 

でもこのF2戦闘機、採用までの紆余曲折や日本独自の特徴など

一度知ったら好きになること間違いなしの名戦闘機なんです!

(性能とかは一旦置いておいて、ロマンのお話です)

 

①対艦番長

 今回の題名にもなっています「対艦番長」とは何なのか

 何故F2は「対艦番長」と言われているのか。

 それは、F2の設計思想に「敵の船を絶対に沈める」という固い意志が現れているからです。

 開発当時(冷戦期)日本はソヴィエト連邦海軍の極東艦隊と対峙しており、戦争となれば上陸船団も含めて強大な戦力を保持するソ連海軍が北海道に上陸する前に迎撃する必要がありました。

 そのためF2は対艦ミサイルを4発搭載し、なおかつその状態で半径450海里(832キロ)を飛行出来る性能があります!

    これってすごいんですよ!

    540キロのミサイルを4発積みながら、東京から福岡まで行って帰って来れるんです‼️

    諸外国の戦闘機はここまで徹底して対艦性能を追求しません。

    開発史を読むと、三菱重工と航空自衛隊としても、太平洋戦争中のアメリカの海軍力に対する敗北は二度と繰り返すまいという設計思想が根強くあったみたいです。


 

②三菱重工の決意を見よ!紆余曲折の開発史

 F2の特徴として、当時を知る航空オタクの方々は必ずこの言葉を口にします。

   「純国産戦闘機は幻となった」や「政治に翻弄された戦闘機」と。

   航空自衛隊の戦闘機の更新のため1980年代から始まった次期戦闘機計画ですが、日本の防衛産業の重鎮「三菱重工」や航空自衛隊の一部の幹部は、戦後長らく叶わなかった純国産戦闘機を今こそ実現するんだと意気込んでいました。

   実際、エンジン部分を除く航空機製造の実力的にもかなり国際的な水準まで来ており、夢物語ではありませんでした。

しかし

時はバブル期全盛期~後半期、世界経済の中で日本の存在感は増し、アメリカとの間でも貿易赤字問題で日本経済と日本製品へのバッシングは凄まじいものでした。

日本としてはエンジンのみライセンス生産してそれ以外は国産にしたい。

しかし、アメリカは政治力を使い、その計画を潰します。

結果的にアメリカ製のF16をベースにした改良型を製造することが決定しました。

当時の国内、防衛関係者の落胆は酷かったそうな····

しかし、ここで折れる三菱ではありません。

三菱重工の技師や防衛省の技官達は

「もう完成してるなら魔改造してやる」と意気込み、なんと機体の96%を改良·変更し、翼の一部以外は全く別物の戦闘機となりました。

 

しかも、基本設計は完成品なのでそれに次々新技術を投入し、採用から20年経過した今でも第一線で活躍出来る戦闘機を開発しました。

 

これこそロマン!男の意地ですね!

 

③ブルーのカラーリング

 F2戦闘機の大きな特徴の一つ

 それはブルーのカラーリング!

 これは、「洋上迷彩」と言われ、世界の軍用機の中でも珍しい塗装です。

 F2は前半にも書きましたが、設計思想的には海上の敵艦を沈めるための戦闘機です。そのため、発見されにくい様に、機体全体が青色で塗られています。

   めちゃくちゃカッコいいですよね!

 

   ちなみに豆知識ですが

   皆さんおなじみの「ブルーインパルス」は当初F2で機種更新されるはずでした。しかし、調達数が削減され叶いませんでした···

  見たかったなぁ、F2のブルーインパルス✈️

 

④安心の信頼性

    通常、航空機は最初の何年かは初期不良等が原因で故障、事故が起こりやすくなります。

 しかしF2は採用から10年間、故障・事故での損耗ゼロ!東日本大震災で基地が津波で被害を受け数機が水没したのが初の損耗でした。

    元々原型が完成していた戦闘機をベースにしたこと加味しても、この信頼性は三菱重工や防衛関係者の努力の賜物ですね!

   

     

 

今回は長くなりすぎましたね💦

 

それでは皆さん、明日もお仕事頑張りましょう‼️

私も寝ます‼️😪

おやすみなさい‼️