私には数年前、再婚まで考えて

子供ぐるみでお付き合いしていた方がいます。

あっさりふられてしまうんですけど。



その彼が去年、事故で突然、天国へ旅立ってしまいました。

先日、ようやく納骨が終わったと聞いて、

お墓参りへいってきました。

墓標には「享年41歳」

あと数日で42歳のお誕生日でした。

わたしは家族の死も

友人の死も経験があるけれど

それとはまた違った感覚です。

葬儀場でお別れもしたはずなのに、

この冷たい石の下にいるなんて

まだ信じられないよ。



mixiには彼のIDは生きていて

旅の写真や愛犬の写真が載っています。

まるで今も

そこに存在するかのように。

少し前に美術館で、ふらりと立ち寄った個展の

コンセプトシートにあった文章を思い出します。


「個人の想いや言葉は

本人の死後もなお

ネットの世界を浮遊する」



私がこうして吐きだす言葉や想いも、

永遠にネットの世界を浮遊するのかな。

人生って...命って...


ふたりでがんばろ。

だから私は、自分の遺伝子を

たった一人のわが子に、

この子に引き継いでもらえる奇跡を

とても嬉しく幸せに思います。