シンガーS-700DF 針が折れるミシンを福岡市城南区よりお預かりしました。
ご購入されて3~4年のロックミシンです。
お仕事でご使用されてあり、「針が折れて縫えない」と連絡を受けてお伺いしました。 針板の爪が折れていないか?と思っていてその通りでした。
針板の在庫など持ってなく、手持ちのロックミシンを貸出しいたしました。
針があたり、中央の細い爪が折れてしまっています。
縫う時に生地が押し込まれて針が変な方向に入り針が折れていまいます。
折れてしまった部品を加工することはできないので、発注しました。
お仕事で使用するとこんなにホコリが溜まります(笑)
3~4年間ご使用でのホコリとしては普通です。
お仕事なら1年くらいでこれくらいのホコリが溜まります。
右サイドと後方のカバーを外そうとしましたが、つなぎの部分が外れません。接着剤? これ以上すると欠けてしまいそうなので繋がったままカバーを取り外しました(笑)
すべてのカバーを取り外したあとに掃除機でホコリを簡単にとりました。
乾いたホコリで油が乾いていたのできれいになりました。
新しい針板です。
爪が無くなると針折れ、目飛びなどの症状がでます。
爪部分は電気溶接してあるので針板の交換になります。
取り付けると針がギリギリです?
針が曲がってました。
針交換後、針板の位置を少し左に・・・・
中央にはなりませんでしたが、問題ないでしょう。
何度も針が折れるとルーパーがズレたり歪んだり、先端が欠けたりします。 今回も下ルーパーが手前に歪んでいるような・・・・・
下ルーパーをわずかに後方に取り付け直し調整しました。
糸調子を合わせて修理完了です。
最近ロックミシンは、すべて家庭用に設計されています。
油が内部に差せません。
お仕事でご使用の場合は1~2年に一度くらいは内部掃除と注油を依頼しましょう。
高級ミシン(糸取物語、衣縫人)も家庭用です。
お仕事で毎日ご使用とか、忙しい時に1日中使用される場合は内部掃除と注油が必要です。
※ クレCR-556は動かない時に使用するもの通常使用はしないでください。
今日もマニアックなミシンの修理ブログを見て頂き、ありがとうございました。
まだまだ暑いですね・・・・
木曜日まで35度越えです(汗)
今日、今日と37度前後です。 ここら1度は厳しい・・・・です。
お彼岸さんには少し落ち着きそうですが・・・・
熱中症にお気お付けください。