JUKI HZL-7800 スタート・ストップボタン不良のミシンをお預かりしました。
JUKIの自動糸調子ミシンです。
37~8年前にまだ若かった頃、発売されたHZL-7000(710)の後継機種で一度製造打ち切りになった後、工業用カマを採用して模様が少なくしっかりしたミシンの要望があり、再発売になったような気がします(間違っているかもしれません)
7000から、7600、7800、1000?にモデルチェンジして20年以上販売されたのではないでしょうか?
スタート・ストップボタンはこの糸取りバネの後ろになります。
この部分になります。
スタートボタンを押しても5~6回に1回ぐらいしか動かないため、このスイッチ部分からの修理です。
針棒ユニットが邪魔で取り外しました。
ここら辺は長年、ミシンの修理を行っていますが記憶にありません。 そう・・・・JUKIのスタート・ストップ基板は滅多に交換した事がないような気がします。
スイッチ部分取り外しました。
4つ脚のボタンスイッチです。
このサイズのスイッチはいくつも持っています。
取り外して交換します。
交換しました。ハンダ付けの技術も多少上手になった気がします。(笑)
この機種のほとんどが針穴糸通しの動作が悪く使えない状態になっています。 油を差しても通常使える状態にはなりません。
針棒ユニットを外したことが無かったので・・・・
このミシンを預る時、修理代は出来た時支払いで直らなくてもOKをもらっています。 直りませんでしたで、返却できるので分解したくなりました(笑)
しかし、軸に3本の通しピンがあり、叩き込んでいるので今まで躊躇していました。
2本外して分解出来そうですが、軸が曲がってしまいました・・
戻せるだろうの考えで取り外します。
通しピン3本外しました。
以前からこの部分が悪くなっているような気がしていました。
ヤスリで研磨しました。
曲がりも修正。
ピンを抜くとき・・・・ネジザウルス君を使いました。
ジャノメの職業用ミシンの時に使いましたが、今回も活躍してくれました。私の使うペンチは30年くらいは使っていますので挟む部分の山がありません・・・・・
丸いものをネジザウルス君はしっかり掴んでくれます。
ネジ緩めには一度も使ったことは無かったのに、本来は山が潰れたネジを外す目的ですが・・・・
スタート・ストップ基板を取り付け、針棒ユニットを取り付けます。
人差し指で簡単に通りました。
こんなに軽く動作できるのか・・・・くらいの感動が・・・・
このミシンの糸通しはレバーを下げることは出来るのですが、回転しない、回転しても硬くて年配者に無理でした。
結局、樹脂部分が油で膨張する劣化ですね・・・・
それにしても汚い指・・・・写りがボケていても汚い・・・
同じミシンの修理があった時は、針穴糸通しの修理もできそうです・・・・フックが掛けている時は出来ないかも・・・・
針の停止位置を決めるセンサー部分です。
糸切りが最後の部分で止まり切れない時があります・・・・停止位置を少し後にズラします。
位置をズラしても切れない時があります。
メスを見ると刃こぼれ・・・・これでは切れないか?
この刃は研磨するのは・・・・私の持ち合わせの道具では無理です。
よく見るとこの刃では無く、下の刃が切っているような・・・・
下刃(固定メス)にも刃こぼれがありました。針を噛んだのでしょう。
こちらは研磨出来そうです。
万力に固定メスを挟みヤスリで研磨しました。
問題ないくらいに切れるように調整・・・・
ほとんど修理も完了と思いましたが・・・・・
上糸調子が少し強いのです。
これくらいは簡単かな~と思っていましたが、触っていくうちに段々悪くなり、まったく糸調子が取れなくなりました。
テスターで通電をしらべ、基板のハンダやり直しなど効果ありません。 電話で元同僚などに相談・・・・メイン基板不良では・・・・
の結果になりました。
もちろん、メーカーに在庫などありません。
ここまでに丸1日以上掛けてしまい、今更修理不能とか言いたくありません。
ヤフオク、メルカリしかない・・・・
メルカリで安く同型を購入しました。
早速、メイン基板の交換です。
年式が違うようで、購入した方が電子部品の大きさが大きいようです。 コネクターは同じなので合うでしょう。
疑っていたソレノイド(電磁石で糸調子を取ります)も一緒にこうかんしました。
100%とは言えませんが、90%ぐらいの性能は回復したと思います。
修理に1日半は費やしました。
安い日当にはなりましたが、購入した同型のミシン分は赤字です・・・
喜んで頂けるといいか(笑)
針穴糸通しの直し方が分かっただけが収穫です。
今日もマニアックなミシンの修理ブログを見て頂き、ありがとうございます。
これから、届に行きます。
なお、ミシン修理パーツの販売は致しておりません。
ミシン修理は経験と知識が必要なため、ご自分で修理される時は、
自己責任でお願いします。
























