留置場という生活
朝7時、起床
順番に布団の片付けをして、洗面
8時、朝ごはん
9時、運動の時間、15分位、外の空気が吸える
12時、お昼ごはん
17時、夜ごはん
19時、順番に布団を入れて行く
21時、就寝
こんな、タイムスケジュールの中で生活をすると、退屈との戦い、が、毎分襲ってくる。
警察に逮捕されると、大抵、ここに入る事になる。
逃げられる事よりも、自殺される事に、看守の人達は気を使う。
紐状の物が引っかかるところがない。取っ手はもちろん無いし、トイレの扉の上は、斜めに切られている。
メガネの持ち込みも制限され、ボールペンも、刺さらない工夫がされ、
雑誌までもが、
金具が取り外され、取れない様に紐で括られる。
自殺をする人は、手段を選ばないらしい。
テレビでお馴染みの、冷たい看守など一人も居なかった。規則や職務の範囲で、生活の手助けをしてくれる。時には、笑顔もまじる。
留置場の看守の人達は、ここに集まる人達の、命を守っていた、それは、一流サービス業の様に。