去年と同じ戦力、ってよく言うけど…… | 92のブログ

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よくプロ野球とかJリーグとか、

「去年と同じメンバー、同じ戦力」

ってよく言うんだけど、

それは違うんだよね。


同じメンバーではあっても

それが同じ戦力にはならない。


なぜなら、

人間は去年より必ず1歳、年齢が上るからだ。


まだ20代なら、

去年と同じメンバーでも

戦力は上がるかもしれないが、

それが30代になると戦力は落ちるんだよね。

不思議なもんで、

人間は30歳になった頃から、

計ったかのようにキッチリ

老いを感じるようになる。

プロスポーツのみならず、日常生活でも。


だから、

もし仮に去年優勝したメンバーだとしても

選手たちの年齢によっては

目に見えない戦力ダウンが発生してるワケ。


それが如実に表れてるのが

ヤクルトスワローズだよね。

2021、2022年にセ・リーグ連覇を果たしたけど

戦力の補強は一切されておらず、

むしろ投手の戦力が主力の移籍によって落ちた。

にも関わらず、補強をしなかった。

その結果が、今ビリだ。


投手では

エースと呼ばれた小川は衰えを隠せず、

球威は無くなり球が軽いため、

簡単に弾き返されるし被弾もする。

石川もしかり。

まだ小川よりはマシなものの

43歳にエースの責任を担わせるのは酷というもの。

次期エースと言われた高橋奎二は

未だに「次期」の冠が取れず、

いつかエースになれると言われながら

もう3年が過ぎたが未だエースになれていない。

マクガフがいなくなった抑えの位置に

かわるがわる入れ替えで即席守護神が生まれるが

しょせんは即席。

かつての抑え・石山は速球の威力やキレが無く

空振りを取れる決め球も無いので、

全盛期は打たせて取るピッチングができてたのが

今では必ず1人以上のランナーを出す投手になった。

石山の3者凡退なんてほぼ見たことない。

田口も怪我で一気に制球力が落ち、

球威も落ちたのかストライクを取りに行くと打たれ

臭い場所に投げるとボール球になる投手へと

成り下がった。

清水も、一時期は球速と度胸で

強気のピッチングが通用していたのが

今は空回りしている。

清水は実はちゃんと分析すると

球速も150kmに届かず大した事ないし、

変化球の種類も少なく大したキレもない。

決め球も無いから、配球さえ読めれば

けっこう簡単に攻略できる。

実際、昨日も2イニング投げて被安打5、3失点した。


打者で顕著なのは、山田哲人だ。

トリプルスリーを達成していた頃の

パワーと瞬発力はもはや無く、

外角低めの変化球は相変わらず空振りするし、

盗塁もチャレンジしなくなった。

また、巨額の複数年契約を得たことで

ハングリー精神も無くなったかもしれないね。

塩見は怪我を繰り返し、ここ2年

まともにフルシーズン働けていない。

オスナ、サンタナはそこそこ数字を残すが

彼らだって28歳で来日して既に4年目。

衰えは隠せない。


こうやってみんな毎年何かしら

年齢による戦力低下が発生しているにも関わらず

ヤクルトはこれと言った補強をしなかった。

手薄なポジションの穴埋めをするような

選手獲得はしたかもしれないが、

それを補強とは言わない。


金が無いから仕方ないと言ってしまえば

それまでだが、

現在最下位に低迷している最大の理由は、

全く補強をしていないからだ。


おそらく今年は

このまま最下位でシーズンを終えるだろう。

今後シーズン中に投手で大型補強でもあれば、

まだ分からないが、

そんな気配は全く無いもんね。


来年は上位に食い込めるよう

今シーズン終了後の投手陣大型補強に期待しよう。

もし、来年も大した補強が無ければ、

ヤクルトはまた来年も最下位だろう。