「自分の物」って、何だろう? | 92のブログ

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人はよく、自分の身体を

「自分の物」

だと思っている。


けど、「自分の物」の定義を

「自分の物」=「自分の思い通りになる物」

だと考えた時、

自分自身の身体って

自分の物じゃなくなるよなぁ、って

常々思ってる。


だって、

例えば、

自分の髪の毛がハゲた時、

自力で髪の毛を増やすことができますか?

できないでしょ?

それって、自分の思い通りになってないじゃん。

つまり、

自分の身体を

自分の物にできてないってことになるわけ。


他にも、

手の指を6本にしたい。

自力で増やせますか? 

無理でしょ?


身長を190cmにしたい。

顔を美男子にしたい。

365日眠らなくて良い身体にしたい。

自力じゃ何にもできないでしょ?

ホントに自分の物なの?


だから、

人は実はみんな勘違いしてるわけ。


今、自分の物だと思っている自分の身体は、

実は親が作った身体で、

親から借りて使っているわけ。

だから、

自分の思い通りにならないわけ。


じゃあ、親なら子の身体を

思い通りに操作できるか?

できない。

なぜなら、

親も自分の身体が自分の物じゃないから(笑)

ワケの分からない身体で、

よく仕組みも知らず

ただ本能に任せてセックスしたら、

妊娠して子が生まれちゃっただけなのよ。


精子が卵子にくっつけば女性が妊娠するのは

医学的に分かっている。

けど、

どういう理由で人体が形成されるのか?

どうくっついたら男の子が生まれるのか?

どういうパターンで子の血液型が決まるのか?

はまだ全然分かっていない。


みんな借り物の器に魂を入れて、

なんとなく生きてるのだ。


この世に「自分の物」なんて呼べる物が

存在するのだろうか?