ファミコンの限界に迫った『メタルスレイダーグローリー』 | 92のブログ

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『メタルスレイダーグローリー』
は、今も高額で取引されている
なかなかレアなファミコンカセットです。

発売当時でも既にレアアイテムとして密かな人気を集めていました。
俺は発売日に買ったのですが、
このゲーム、開発遅延や発売延期を繰り返し、
発売発表から実際に発売されるまで
4年以上かかってるんです(笑)

で、発売された1991年8月30日、
もう世間はスーパーファミコンが発売されて半年以上経っていて、今さらファミコンの新作買ってんのかよ、って感じでした。

ただ、ゲーム自体は素晴らしく、
ファミコンの性能の限界に迫る高スペックで、
カセット側に8MBの大容量と特殊チップを積み、
ファミコン本体の性能を補って余りある性能です。

グラフィックがハンパなく、
当時既に発売されていたPCエンジンと比べても
遜色ない美麗さを誇っています。

ゲーム内容自体に関しては
至って普通のアドベンチャーゲームで(笑)、
最後は宇宙に行ってバトルするという、
けっこうぶっ飛んだゲームです(笑)

開発に4年以上かかって次第に忘れられ、
発売する頃、世間は既にスーファミブーム……。
あまり売れることもなく、
開発したメーカーであるHAL研究所はこれが原因かどうかは分からないが翌年に倒産……。

結果、レアカセットの代表格になりました。

以後、スーファミでリメイク版が出ましたが、
結局、このゲームの凄さは
「ファミコンという8ビットマシンであのグラフィックを出せる」
という点が凄かっただけのため(笑)、
ハイスペックのスーファミに移植してしまったら
その凄さが当たり前のことになってしまい、
凄みが失われて、
あまり評価されませんでした……。

だからこそ、さらにこのファミコンカセットのメタルスレイダーグローリーが再評価され、
コレクターアイテムとして高額の品に君臨しているわけですね。
このカセットをファミコンに挿してプレイした時にしか味わえない感動があるんですね。

今じゃ、PS5のゲームが当たり前の人たちが
今さらファミコンゲームを見たところで、
グラフィックに何の凄さも感じないだろうけど、
開発環境に制限がある中でのあのグラフィックは
やはり今でも凄いと思います。