〜世界遺産〜
【マハー・アルト・ヴハーラ】(Maha Alut Vihara)
名前の意味は『偉大な新しい寺』。
スリランカ最後の国王、キールティ・ラージャ・シンハの像です。
坐像と立像、合わせて約50の石像が並んでいます。
天井にはブッダの人生や仏教行事を描いたキャンディ時代の絵が残っています。
全長9mの寝仏。
日本では横たわる仏像自体が珍しく、更に涅槃に入っている、いないを区別することは基本ありません。
しかしスリランカでは涅槃に入っている、いないをしっかり区別していました。
薄目を開けて、左右の足の高さが揃っている場合は、文字通り寝ている、または休んでいるブッダ。
目を閉じて、左右の足の高さが揃っていない、つまりズレているのが本当の涅槃、不生不滅の境地(お釈迦様の死)に入ったブッダです。
第3窟の寝仏は、足が揃っていることから、休んでいる、もしくは瞑想、説法をしているブッダとなります。
第4窟
【パッツィーマ・ヴィハーラ】(Pachima Vihara)
これまでと比べるとかなり狭い造りになっている第4窟。
鮮やかな花の装飾など、キャンディ王朝時代の特徴が見られます。
第5窟
【デワナ・アルト・ヴィハーラ】
(Devana Alut Vihara)
最後の石窟です。
1915年に造られた、最も新しい洞窟。
天井画も塗り直されたもので色が鮮やかです。
足が揃っているので、休んでいるブッダです。
これで第1窟から第5窟までの観光は終了です。
こちらは帰り道にお目に掛かれました!
黄金の仏像です。
そして所々で見かけるこの旗。
仏教の旗、仏旗だそうです。
仏旗とは、仏教徒が仏教を開かれたお釈迦さま(仏陀)の教えを守り、仏の道を歩んでいく時の大いなる旗印となるものだそうです。