婚活をしていると、
不思議なことがあります。
それは、
ずっと
「いい人がいない」
と言っていたにもかからず、
実際に条件の良い相手と出会っても、
なかなか結婚まで進まないことがある
ということです。
年齢も許容範囲。
仕事も安定している。
誠実で真面目。
結婚に対しても前向き。
これまで自分が求めていた条件に近い。
それなのに、
なかなか決められない。
そして気づけば、
こんな言葉が出てきます。
「まだ他にいい人がいるかもしれない」
「子どもがいない人の方がいい」
「もう少し年収が高い人がいい」
「なんとなくピンとこない」
もちろん、
結婚は人生を左右する大きな選択です。
慎重になることは悪いことでは
ありません。
でも、毎回同じように
「何か違う」
となるとしたら、
一度立ち止まって考えてみる
必要があるかもしれません。
本当に問題は相手なのだろうか
条件が合わないこともあるでしょう。
価値観が合わないこともあるでしょう。
無理に結婚する必要はありません。
けれど、
何人会っても、
何度紹介されても、
結論が同じだとしたら、
本当に問題は相手なのでしょうか。
もしかすると、
相手ではなく、
結婚を現実にすることへの迷い
があるのかもしれません。
「1年以内に結婚しましょう」と言われたとき
結婚相談所では、
多くの場合、
「1年以内の成婚」
を目標にします。
カウンセラーは、
お見合いの日程を調整し、
交際状況を確認し、
結婚までの流れをサポートします。
つまり、
結婚を現実として考え、
決断していくための時間軸が
あるのです。
このとき、
人によって反応が分かれます。
ある人は、
「ありがたい」
と思います。
「一人だと先送りしてしまうから」
「背中を押してほしかったから」
「私は結婚すると決めているから」
そう考えます。
一方で、
「そこまで急がなくても……」
「まだいろいろな人を見たい」
「もっと良い人がいるかもしれない」
「そこまで前のめりじゃなくてもいい」
こんな気持ちになる人もいます。
もちろん慎重さも必要です。
でも、
もしその言葉が何度も出てくるなら、
そこには別の本音が隠れているのかも
しれません。
覚悟が試される瞬間
婚活で本当に試されるのは、
条件ではありません。
覚悟です。
結婚相談所に入ると、
理想だったはずのことが
現実になります。
相手を紹介される。
お見合いをする。
交際が始まる。
結婚の話が出る。
つまり、
結婚が現実として近づいてくる。
そのとき初めて、
人は怖くなるのです。
本当にこの人でいいのだろうか。
自由がなくなるのではないか。
生活が変わるのではないか。
失敗したらどうしよう。
そう考え始めます。
実は、
相手が怖いのではありません。
人生が変わることが怖い。
それが本音なのかもしれません。
「もっといい人がいるかもしれない」は本当だろうか
婚活をしていると、
「もっといい人がいるかもしれない」
という思考は自然に出てきます。
確かに、
いるかもしれません。
でも、その思考を3年続けた結果が
今の現実だったとしたら
どうでしょう。
「もっといい人がいるかもしれない」
と思いながら見送ってきた相手は、
本当にすべて違ったのでしょうか。
それとも、
決断しなくて済む理由を
探していただけなのでしょうか。
でも、 その人が現れる保証はありません。
そして何より、
本当に探しているのは理想の相手なのか、
それとも、 決断しなくて済む理由なのか。
そこを見つめる必要があります。
「縁があれば結婚する」という言葉
結婚相談所に長く在籍したあと、
退会する人の中には、
こんな言葉を口にすることがあります。
「やっぱり私は相談所向きじゃなかった」
「縁があれば結婚すると思う」
もちろん、
それが本音の場合もあります。
けれど、
結婚を現実にする怖さから離れるための
言葉になっていることもあります。
なぜなら、
「縁があれば」
という言葉には、
自分で決断しなくてもいい
安心感があるからです。
結婚する人は何が違うのか
結婚を実現する人が、
特別な人というわけではありません。
不安もあります。
迷いもあります。
怖さもあります。
それでも、
どこかで決めているのです。
「私は結婚する」
と。
そして、
期限を決めます。
「1年以内に結婚する」
その決意があるから、
婚活の見方も変わります。
完璧な人を探すのではなく、
「この人と人生を創れるだろうか」
という視点になるのです。
目の前のチャンスを掴む人、見送る人
婚活の世界では、
自分が断った相手が、
数か月後に他の女性と結婚する
ことがあります。
そのときになって、
「あの人、悪い人じゃなかったかも」
と思うこともあります。
だからこそ、
相手の条件ばかりを見るのではなく、
自分自身に問いかけてみて
ほしいのです。
「私は本当に結婚すると
決めているだろうか?」
もしその答えが曖昧なら、
必要なのは新しい出会いではない
のかもしれません。
まずは、
どんな人生を選びたいのかを決めること。
結婚するのか、しないのか。
本当は何を望んでいるのか。
その決意こそが、
目の前にあるチャンスを掴む力に
なるのだと思います。
本当のワタシはどっち?

