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スイカ食べた?ブログネタ:スイカ食べた? 参加中

私は食べてない


もう長いこと、スイカを食べていない。


昔、スイカは果物の王様だった。
(スイカが果物かどうかは別にして)

子供達は、好きな果物を聞かれると、みんなスイカと答えたものだ。
(中には、食べたことも無いのに、気取ってメロンと答える奴もいたが)

昔の果物は、みんな酸っぱかった。

みかん、りんご、梨、いちご、さくらんぼ、ぶどう。

今では信じられないかも知れないが、みんな酸味が強かった。

その中で、スイカとバナナと桃は、全く酸味の無い甘い果物だった。

ただ、「病気にならないと食べられない」

と良く言われる程、バナナは高価だった。

桃に至っては、病気になっても食べることができず、缶詰でしかその姿を見ることができなかった。

そんな訳で、スイカは果物の絶対王者として君臨していたのだ。
(メロンは他の果物とは格が違うので、ここでは度外視することにする)


絶対王者として君臨していたスイカも、もはやその威厳は完全に失墜してしまった。

果物戦国時代にあって、その凋落振りは目を覆うほどである。

マンゴーやグレープフルーツなどの外国人選手の参戦もあるが、スイカ自身の慢心に、その原因があると思われる。

スイカが派閥抗争を繰り広げている間、他の果物は、次々と大型新人を輩出し、勢力を強めていった。

昭和から平成にかけて、果物は劇的な進化を遂げたのである。

かつての酸味は全く無くなり、糖度は飛躍的に高くなった。

バナナは価格破壊を実現し、今や安い果物の象徴となった。

桃も、年に一度くらいなら、手の届く存在となっている。

その中にあって、スイカは、派閥抗争こそ熊本派が制し収束したものの、中味は全く変わっていないのである。

もはや、スイカは進化から取り残された、果物のシーラカンスとなってしまったのだ。


しかし、彼らにも言い分はある。

それは、彼らがウリ科の果物だということである。

ウリ科の果物の頂点には、伝説の果物メロンが君臨する。

スイカは進化する度、メロンに近付き、やがてメロンと同化してしまうのである。

つまり、スイカの究極体はメロンなのである。

この宿命を背負っている限り、スイカはスイカでしかいられないのだ。
(かもめはかもめでしかいられないように)

スイカがスイカでしかいられないのなら、美味しく食べる方法を模索するしかない。

昔、スイカには塩をかけて食べていた。

最近は、塩をかけて食べる人は少ない。

スイカには絶対、塩をかけるべきである。

しかし、考えてみれば、塩をかけて食べる果物は他にはない。

やはり、スイカは野菜のDNAを色濃く残している果物なのだろう。

だとすれば、野菜と最も相性の良い調味料、マヨネーズが絶対に合うはずである。

スイカにはマヨネーズ。

これが、これからの常識なのかも知れない。





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