私には何もない。
未来も夢も希望も。
あるのは底辺で無様な生き方のみ。
親には感謝している。
そして申し訳ない。
勉強はしなくていい。
その代わり何かで一番になりなさい。
よく言われた言葉だ。
しかし私は何をしても駄目だった。
一番はおろか人並みにすら出来ないことばかり。
最悪だ。
そんな私ももうすぐ30歳。
どうする?本当に何もないぞ。
無職、資格なし、彼氏なし。
どうする?
どうするよ。
どうにもなんねーよ。
貯金だって240万円しかない。
30歳超えたら仕事もさらに雇ってもらいにくくなるだろう。
今でさえ正社員枠は新卒のみ。
だから。
せめて。
お金を貯めよう。
そう思ったんだ。
500万円。
こんなの大の大人からしたらハシタ金であろう。
雀の涙ほどでしかない、あっという間に使ってしまう金額。
しかし底辺で人間のクズの私にとっては貯めるのは非常に難しい金額だ。
あと260万円。
一ヶ月14万円稼いだとしても
およそ19ヶ月かかる。
一年と7ヶ月。
年金、国民保険、住民税は親に払ってもらう。
クズ。
やっぱり私は人間のクズだ。
働いているのに一銭も金を家に入れないどころか
この歳で負担をかけようとしている。
そんなに金が欲しいのかと自問自答してみる。
そしたらやっぱり金が欲しいという答え。
クズで結構。
誰かに罵られてもいい。
誰も私の生活など保証してくれないのだから。