昨日はローマで義弟の結婚式
彼らにとっても当然一生に一度の体験ですが、
私にとっても忘れられない思い出となった、
素晴らしいイベントでした
夏休みにシチリアで会った時も、
毎日のように教会の音楽やドレス、
メニューについて悩み、担当者と忙しく
連絡を取り合っていた彼ら
本来は春に挙式をしたかったのが、
コロナで中止
新郎新婦にとっては、念願の式でした。
最初は教会での式。新婦のお母様が
数十年前に結婚した同じ教会
毎週のようにミラノまでわざわざきて、
何度も試着をした素晴らしいドレスに
身を包まれての登場。
音楽は生のオーケストラ
印象に残ったのは、新婦の友人のスピーチ。
数十年の友人という彼女は
新婦の素晴らしいところを良く知っていて、
それについて感動的に話をしていました
そのあとはパーティー会場に。
ローマを見渡す丘の上の大きなヴィラにて
教会の方はコロナで人数制限されていたので、
比較的こじんまりとしていたものの、
こちらは規模が大きく人数も増えました。
ヴィラに入るとドリンクバーとブッフェスタイルの前菜
お魚のタルタルからお寿司、
スペインのパタネグロ（生ハム）から、
エビなどのフリット揚まで様々なお料理が並んでいました。
新婦がグルメなので、さすが、というセレクションとクオリティです。
イタリアではフラワーアレンジメントなどの文化は
それほど広まっていないのですが、ここでは
あらゆるところにお花が飾られており、
元々のヴィラのインテリアがさらに華やかに。
サックスの生演奏でのお迎えでした
その後、中庭に移動してデイナー。
中庭といってもテントを張ってあるので、室内です。
ここに入った途端、みんなが「Che Meraviglia 素晴らしい!!!」
夢のような空間でした。
お花が天井から壁から、そしてテーブルまで飾られ、そこに合わせた照明と音楽。
どこかの有名ブランドのイベント？ と思うくらい、素敵な演出でした。
「コロナでドタキャンが多くて、
その度に席のアレンジをし直さないといけないから大変なのよ」と
言っていましたが、ちゃんと話が合いそうな人たちを同じテーブルにし、
みんなに楽しんでもらおうという
新郎新婦の心遣いがわかる席の割り当て。
リゾット、パスタにお肉という３皿がサーブされる合間には、
海外からきたというバンドのシンガーやサックス、
バイオリンの方々が次から次へと現れ、
それも素晴らしい質の音楽を聞かせてくれました
３皿目の前には踊る人も出てきて、だんだん
盛り上がってきた頃にケーキカット。
そのあとはまた別の部屋に移動して、
デザートとドリンク、そしてダンス
結婚式などのイベントは、席の割り当てと会う人、
スタッフのホスピタリティ、物事の行われるスピードとタイミング、
そして何より新郎新婦の笑顔が大切だと思いますが、
どれを見ても、細部まで完璧なイベントでした
何よりも彼らが幸せそうだったことが嬉しいですね
彼らはもう40代ですが、「だから、白いドレスは」なんてこともなく、
自分達のしたいように好きなようにやっていました。
「これが私がやりたかった結婚式なの」と新婦はとても嬉しそう。
ちなみに、教会での神父さんを始め、
教会でもパーティ会場でもスタッフ、
参加者も食事の時以外は100％マスク着用。
2人のイニシャルのついているカスタマイズされた
アルコール製消毒液もそれぞれの席においてあるという、
コロナ対策を徹底したイベントでした。
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