【魔女】
『魔』の『女』と称される者たちと
わたくし
何が違うというのでしょう？
『魔』術が扱え
『女』である見た目であれば
誰もが
なり得るのではないでしょうか？
…だから、
わたくしは
魔女の集う闇の宴を止めやしない
それは
彼女たちの秩序であり自我
この夢町は
表
裏
その二つで創られている…
わたくしは
月夜のみに君臨する存在…
陽光を浴びぬもの
…此れは嫉妬…？
姉が守護し光ある世界が
わたくしには眩しい…
『あぁ…わたくしにもあのような世界があれば……』
わたくしは月夜のみに存在するもの『女/神』
わたくしが望んだものは
裏《表世界を写した永遠なる闇》の世界
此処なら
わたくしは歳月の月陽に縛られず
在り続けられる……
わたくしにとって
本来の夢町の姿は闇町
夜に在ることを望まれた者たちの儚い夢が集う場所
だから、
彼がこの町にやってきたのも必然
魔の王子の宿命の鎖から逃れる為に…
その彼に闇町夜を支配を望んだのは
それは 戀？
あの蒼い女のDREAMSOULがそうさせる由縁か…
彼がこの闇町に君臨する永遠を望む
彼の精神を蝕んだ所以はわたくし
わたくしの望み故の…
『魔』術宿し『女』神の因果
………一体
あの闇夜の宴に集う者たちと
何が違うのでしょう？
夜《闇》を愛する宿命を背負い
月の灯りの元
異なる者たちの出逢いが
闇夜を深くし
より存在を強くする
闇光集いし世界
それが
わたくしが望んだ世界
その世界を守るためなら
神による罰は
闇世界に導かれし者への神託
闇《夜》世界は
闇あっての世界だから…
この不条理を
わたくしは
わたくしの望んだ世界へ注ぎ続ける
それで宿る因果も
わたくしには
必然のもの
そう、
それ所以
わたくしの望みが存在し続ける
魔女集いし宴
その月夜に
安堵する
わたくしも魔女
闇《夜》を愛し
闇《夜》に囚われし者《神》
Nott《ノート》
【魔女】
～14daySabba＋H～
×月夜ﾉ女神Nott
14/5/2022
作:samina＊
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