前回のブログで、ポール・モーリア生誕100周年記念の「ラブサウンズオーケストラ」について書きました。


今回はそのコンサートに行くに辺り、色々なトラブルが起きたこと、私の反省点も含めてお話します笑


先に話しておきますが、私は一番やってはいけない失敗をしました。

なんと、コンサートの開演時間に10分ほど遅れてしまったのです。


コンサートの開演は13時。

開場が12時のため、その時間に合わせて現地へ行くつもりでした。

当日の朝、順調に支度が進みます。


コンサートの翌日は都庁でストリートピアノを弾くという、今回の旅のメインイベントが控えていました。

支度を終えたあと、ピアノを練習してから行こうと思いました。

暗譜はしていたので、通しで少しだけ弾くつもりでした。


しかし、いざ弾き始めると、、

あれ!?

音符忘れちゃった💦

あ、ここも。何で?

昨日までは弾けていたのに。


この現象、ピアノの発表会前もよくありました。

これまで弾けていたところが、弾けなくなってしまう。焦って楽譜を見て確認。

その部分が弾けても、また別のところが弾けなくなってしまう。


気づくと、10分くらい弾くつもりが20分も経ってしまいました。


もう行かなきゃ!!

予定より30分ほど遅れて、家を出ました。


予定通り現地に行ければ、12時40分には会場に着く予定でした。


しかし、この後も予期せぬトラブルが起きます。


電車で、自宅の最寄駅から名古屋駅に向かいます。名古屋駅に着き、新幹線の改札口へ行きました。

私は事前に金券ショップで名古屋-東京間の新幹線の切符を購入していました。


この切符は窓口で、当日の日付けに変更する必要があります。

私はこの"窓口"というのを、改札口のところにある窓口だと思い、そこへ向かいました。

駅員さんに切符の日付けの変更をしたいですと伝えると、

「あちらの切符売り場で変更が可能になります。」

とのこと。

え!?あの行列に並ぶの??


仕方なく並びました。

不覚でした。まさか、ここで時間を取られるとは。


並んでいる途中、コンサートに間に合うか、ものすごく不安でした。

自分の行動にも反省しました。

何であんなにピアノを弾いてしまったのだろう。

金券ショップで切符なんか買わなきゃ良かった。

定価より500円安くなったけど、たかが500円だよ。

失った時間は取り戻せない。


いや、でも大丈夫!!ちゃんと間に合う!

東京に無事に着くことが大事。


私は、持ち前のプラス思考を生かし、そんなことを考えていました。


そして20分程並び、無事日付を変更できました。


名古屋駅から11:06発の新幹線に乗ります。

自由席の車両は殆ど埋まっていました。

一つ席が空いていると思い、その席を見ると、足元に大きなスーツケースを置き、傍らには大きなリュックを持った男性が座っていました。


うーん。ここには座りにくいかな。

と思い、隣の車両を覗きました。

しかし、そこの車両は席が埋まっています。

ならばと思い、もう一度先程の男性が座っていた席へ戻りました。

男性にひと声かけ、隣に座らせてもらいました。 


親切にもその男性は、傍らに置いていた大きなリュックを自分の膝にのせ席を空けてくれました。


男性にお礼を言い席について、ほっと一息。

この新幹線であれば、開演時間にはぎりぎり間に合うはず。


新幹線は時刻表通り、東京駅に着きます。


降りる前に、もう一度男性にお礼を述べました。

時刻表通り動いてくれた新幹線や、席を空けてくれた男性に感謝しながら改札口に進みました。


そして、ここでもう一つトラブルが起きます。


新幹線の改札を出て、出口へ向かうとなんともう一つ改札口があるではないか!!

私の手元には、もう切符はありません。


え!?もしかして、さっき切符取り忘れた??

そこの改札口にいる駅員さんに聞くと、新幹線の窓口で証明書をもらって下さいとのこと。


戻るの?あぁ、もうやだ。

もうコンサートには間に合わない。

私は来た道を戻ります。


窓口って切符買う窓口かな?

いや、でもめっちゃ並んでるじゃん。

無理無理。

そう思い、出口付近の改札にもう一度戻ります。


駅員さんに、証明書がないと出られないのかもう一度聞きました。


「証明書がないのであれば、こちらで名古屋から東京駅までの切符代を5,000円ほど払っていただくことになります。書類を作成するため時間もかかります。」


「わかりました。ありがとうございます。」


はぁ、もうだめだ。

私はまた新幹線の改札口へ向かいます。

おそらく改札口の窓口で、その証明書をくれるだろうと思いました。


自分は何をしているんだと思いつつも、東京に無事に着いたんだから大丈夫!!

私の頭の中は、マイナス思考とプラス思考が交互に浮かびました。


窓口に並び、自分の番が来ます。

私は駅員さんに自分の要件を伝えます。


「そうしましたら、あちらの出口の方へお並びください」


え!?あ、ここは改札の入り口の窓口ね。

出口の窓口はあっちか!!


出口の窓口へ並び、自分の要件を伝えます。

新幹線の改札を出た時間を伝えると、恐らく私が取り忘れたであろう切符がありました。


はぁ、良かったー✨

切符があったー!

私は安堵しながら、切符を持ち出口へ向かいます。


会場は東京駅から徒歩5分程。

この時点で既に13時を過ぎています。

会場で待ってくれている父に申し訳なさを感じながら、急ぎ足で向かいます。


ようやく会場に到着し、父と合流します。

私は長く待たせてしまった父に謝ります。

優しい父は全く怒っていませんでした。


係の方に案内してもらいながら、広い会場を移動します。


係の方がホールのドアを開け、私と父は中に入りた。立ち止まると同時に、首の後ろから背中まで、全身に滴り落ちる汗を感じました。


そして、目の前で繰り広げられる壮大なサウンド、その一音一音に圧倒されました。


これまで見てきたオーケストラのコンサートより演奏者の人数は少ないのに、とても迫力があります。

ピアノの、情熱的な心が動かされる演奏にも感動しました。


第一部が終わり、私はトイレを済ませ席に戻りた。すると、私の右隣に座っていた男性が

「ポール・モーリア世代ではないですよね?」

と話しかけてきました。

私は父の影響でポール・モーリアを知ったことを話します。

父も交えて、3人で話していると、なんと父とその男性は同い年でした。


「楽器は何かやられていますか?」

と聞かれ、父と私はピアノを弾くことを伝えました。

その男性は独学でピアノを勉強されたとのこと。

すごいなと思いました。


コンサートを通じて、こうした人との出会いにも感動しました🍀


今回はコンサートに遅れるという大きな失敗をしました。

そこから学んだこともたくさんありました。

時間は守る。

金券ショップの切符には注意。

改札口の切符を取り忘れない。


でも、この失敗も含めてすごくいい思い出ができました✨


次回はストリートピアノを弾いた話を書きます🖊️