プロゴルファー河野祐輝君のこと | 鏡島 媛 (かがしま たおか)***生きた意味のあるように***

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長い人生を振り返ってみると そばにはいつも「書くこと」がありました。書くことで 冷静に自分を見つめ直し 前に進むことができたように思います。
 

 

 

どうしても 今回どうしても書かずにいられなかった河野祐輝君のこと。

 

 

 

 

 

 

先日行われた『JAPAN PLAYERS CHAMPIONSHIP byサトウ食品』で

 

 

大会3日目 64をマークして単独首位に躍り出た。

 

 

私の友人知人たちの間でも この話題で持ち切り。

 

 

ぜひ 何としてもこのチャンスをモノにしてほしいと 皆強く願っていた。

 

 

昔から 笑顔が愛らしい青年だった。

 

 

よそで会っても 河野君の方から声をかけてくれるような

 

 

気さくで人懐っこい「かわいい」青年だったのだ。

 

 

だが それでは勝てない!

 

 

プロになった以上は 勝たなくてはいけない。

 

 

苦節16年!

 

 

やっと巡ってきた大一番にかけた彼の思いは いかばかりであったか。

 

 

しかし彼は その日のインタビューで 

 

 

「遼くんと回ることの方が緊張する。

 

 

ツアーに出ている以上 1回は記念に回っておきたい。」

 

 

と 明るく笑ったそうだ。

 

 

これが河野君。

 

 

温かくほんわかした雰囲気は 今も変わっていない。

 

 

そして どなたが付けてくださったのか 

 

 

カピバラに似ているということで 愛称は「カッピー」。

 

 

ありがたいことだ。

 

 

こうして迎えた最終日。

 

 

後半の15番に魔物が住んでいた。

 

 

 

 

 

 

こんな草深いエリアに打ち込むことは ほとんどないだろうが

 

 

そこから脱出して 暫定球をグリーンに乗せたものの

 

 

ボールを探してくれていた誰かが「あった!」と叫んだことから

 

 

グリーン上のボールを拾い上げて 打ち直しに戻ったそうだ。

 

 

すると それが自分のボールではなく 誤球だったらしい。

 

 

詳細はわからないが 不運にもほどがある。

 

 

帯同キャディが付いていたら もっと冷静に対処できたかもしれないと

 

 

かわいそうでしかたがなかった。

 

 

だが これも自分の責任と 気持ちを切り替えて

 

 

最後の2ホールで バーディを取ったことは 素晴らしかった。

 

 

結局 9位タイとなり 初優勝の夢は露と消えてしまったが

 

 

この大会は一生忘れることのない 特別な経験となったことだろう。

 

 

多くのギャラリーの方々からいただいた

 

 

思わず泣けてくるような温かい言葉の数々に支えられて

 

 

出場資格を勝ち取った来週のセガサミーカップでも

 

 

河野君らしくプレーしてもらえたらと それだけを願っている。

 

 

 

 

 

 

 

 

この投稿に際し 画像の著作権の問題が気になっておりましたが

 

 

めったにない元同僚の活躍ということで 

 

 

今回ばかりはご理解いただけると幸いです。

 

 

ありがとうございました。