露天風呂に魅せられて |  湯~湯~自的

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    温泉訪歴45年のやなさんのブログです


川端康成の小説「伊豆の踊子」で有名な天城峠付近を源とする河津川には

7つの滝があり、この地方では滝を(たる)と呼んでいます。

河津七滝の中でも一番大きい大滝(おおだる)の所にある大滝温泉天城荘

私が初めて訪れたのは今から50年も前の事になります。


伊豆半島では海沿いに繁華な温泉街が点在する中、この大滝温泉はマニア

にしか知られていないような秘境中の温泉であったようです。


道路も一部しか舗装されてなく、もちろん今のループ橋などもなくてバスに

揺られてトコトコ行った記憶があります。






天城荘 も今では誰でも知っている立派な宿になりましたが、私が宿泊した時は

本当に鄙びた宿だったと思います。

現在川沿いにいくつもの露天風呂が造られていますが、当時は滝の脇の露天風呂と

奥行20mの名物穴風呂、温泉プールともう一つくらいあったでしょうか?

少し記憶が飛んでしまっています。


私が入った大滝の脇で滝のしぶきが飛んで来そうな所にあった露天風呂はその

醍醐味を味わえる素晴らしい露天風呂でした。


夕食後に入りに行ったこの露天風呂は数人が入れる程度の大きさで2段になって

いて、滝を脇に眺めながら両サイドは谷間のような地形、その谷間にかかる月・・

それはそれは見事な光景でした

今でも脳裏に浮かぶ忘れえぬ記憶です。


秘湯ブームの影響で秘湯が秘湯でなくなってしまった感がありますが、当時は

正にこれぞ秘湯という感じがしました。









50年前の 大滝温泉天城荘 のパンフレットです。

滝の形状も今と少し違うような気もしますがネ。


宿の事ですが今では想像もつきませんが、ユースホステル・国民宿舎を兼ねていて

私がまだ社会へ出る以前で旅行資金もそれほどある訳ではなく、安く宿泊できる

国民宿舎の方を利用したと思います。








パンフレットと一緒にもらった宿の案内書です。

東京の目黒病院が天城荘の経営で東京連絡所になったいると書いてありますが

今でも関連があるのかどうかはわかりません。50年も前の事ですから・・


きょうは私が露天風呂に魅せられたきっかけをちょっと書いてみました。



                  ※※※


 

30日の夜出て、3泊で東北を回ってきます。

東鳴子温泉の自炊の達人さんの宿に一泊、山形~福島方面を回る予定です。

数日間ブログの書き込みが出来ませんのでよろしくお願いします。